さあ!諸君!捕鯨問題だ!

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Re: 池上彰氏のイケナイ会話

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/08/27 19:23 投稿番号: [47068 / 62227]
>戦前の、当時主流だった母船式捕鯨と陸上基地の混同。
>池上氏の戦後の母船式の話に、戦前のグリーンランドの陸上基地の話を
>意図的に比較しているのではないか?

これは誤解を含んでいるけれど、重要な指摘ではあると思います。

戦前のセントジョージアは南極圏の地上基地捕鯨であったのに対し、
セントジョージア島周辺のシロナガスクジラが減少してから主流になる
母船式遠洋捕鯨では、肉部分からの搾油比率は向上します。

全般的に言って池上彰氏の番組や梅崎義人氏のB層向けプロパガンダは、
捕鯨の長い歴史、地理的に異なった部分の異なった操業から都合の良い
ところだけをとり出してきてストーリーを組み立てているという特徴が
濃厚ですね。

パズルのピース一つ一つはそれほど間違っているわけではないとしても
(本当はひどい歪曲ピースも多いけど)、全体の構図が滅茶苦茶に
事実からかけ離れているというのが、日本と欧米諸国の見解の違いの
大きな原因になっていると思います。

テネセン&ヨーンソン著、「近代捕鯨史」のような体系的な書物を
通読するとこういうことがよくわかるわけですが、たとえば鯨油搾出の
ような個別のテーマで全体像を描こうとすると、大著「近代捕鯨史」の
いろいろな個所から引用を集めてきて再構成するという、かなり膨大な
作業になります。

にもかかわらず、われわれはこれをやらなきゃいけないのですね。
欧米のジャーナリストや法学者、資源環境問題専門家から一般学生まで、
商業捕鯨に賛成、反対の立場を問わず広く読まれているのがノルウェー
捕鯨協会の委託で編纂された「近代捕鯨史」です。

おそらく捕鯨問題に関心を持ったジャーナリストが最初の夏休みに読むのが
この本でしょう。

梅崎氏や池上氏、その他新聞、テレビのジャーナリストの皆さんは
明らかにこれを読まずにいろいろおっしゃってますね。
日本のジャーナリズムの特異性だと思います。

とりあえず、近代捕鯨の最初のところからはじめます。
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