Re: 質問
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/08/23 19:50 投稿番号: [46991 / 62227]
>>水田耕作の伝統から来る「完全平地原理主義」
>を意味しているのですか?
>そうだとしたら、気候風土や食文化、社会的な背景といった面を
>全く考慮されていない間抜けな発言だと思います。
江戸時代以来、日本の農業は制度的にも財政的にも観念的にも米偏重になってますね。
農業は米、林業は杉と、中央政府の単調な意向に制御されて、農民や一般庶民
は独自の地域的食文化を大きく形成する余地も無く何百年も生活してきたのだと
言うことができると思います。
まあそう言う意味で、太地が捕鯨にこだわるのはある部分好感が持てる
のだけれど、イルカ漁の伝統なんて嘘でしょ?
太地の伝統は背美鯨(バラエナ・ジャポニカ)中心ですね。
同類のバラエナ・グラキアリス(大西洋セミクジラ)は9−17世紀の
バスク人捕鯨(池上さんの番組ではスペインと言ってましたが、
バスク地方でも最初に捕鯨をはじめたのはフランス側のバスク地方です)
で、16世紀には壊滅しています。
日本近海の背美鯨が壊滅して、現在でもほとんど見られないのは
ペリーの頃のアメリカ人の捕鯨のせいだという人が多いのですが、
これは全然立証されたことの無い仮説です(IWC科学委員会機関誌に
何年か前に掲載された論文だと、ヤンキー捕鯨と日本の「古式捕鯨」
およびそれ以後の日本のノルウェー式捕鯨の共同責任ということに
なってますね)。
19世紀ヤンキー捕鯨の主目的は、尻尾の付け根のごくわずかな部分
しか食用にならないマッコウクジラ漁ですから、日本本来の
伝統捕鯨とはほとんど競合してないのです。
マッコウクジラはワックス質の油脂成分だから、極端に不味いのですね。
これは メッセージ 46985 (matidenka さん)への返信です.
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