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Re: 池上彰氏のイケナイ会話

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/08/22 22:34 投稿番号: [46946 / 62227]
>シロナガスクジラ1頭120トンから、24%の29トンだけを利用して
>後は捨てているという話だな。

困りましたねえw

ヨーロッパではヒゲクジラ類が、食用油脂の原料という意味で主要な関心事に
なっていたので、調査や研究、統計のまとめかたもそこが中心になっていた
ということです。

他にもいろいろ文献をあさると、19世紀ドイツの北方捕鯨では、肥料製造の
ために、捕鯨基地にコンポスト用の施設をつくっていたとか、肉食家畜飼料用
の用途があったとか、いろいろ書いてあります。ただし、そういう雑多な
使い方は統一的な歴史統計にはなってないということです。

従って「近代捕鯨史」みたいな本ではあまり大きく扱われないということに
なります。

こういうところから日本国内の世論と、欧米世論の大きな違が出てくるのですね。


だいたいから池上彰氏の番組で、

|池上彰:日本は余すこと無く食べてたでしょ。でも世界の国々、ノルウェー
|など北欧の一部は食べてたんですけど、他は食べてなかったんです。

という部分がありましたけど、これなんか典型的な世論の誤導ですね。
近頃の言い方で言うと、事実の捏造です。

肉を肉として食べるのと、肉や皮脂、骨から油を搾ってマーガリンにして
食べるのと、どっちがまともかなんてこと言えないでしょ?

当時のヨーロッパの食用油脂市場ではココヤシの実から絞るココナツ油が
重要な役割を果たしていたと、「近代捕鯨史」に書いてありますが、
ヤシの実から油絞ってマーガリンにするヨーロッパ人よりも、ヤシの実割って
そのまま食べる熱帯地方の人々のほうがまともであり、資源利用に優先権が
あるなんてこと言えないでしょ?

経済力格差のせいで、熱帯の住民にとって必要不可欠なヤシの実が、欧米人の
金の力で奪われてゆく、というのなら大問題ですが、その問題を問題として
解決する場合に、利用法の違いに関する倫理性で争うと、逆に問題の基本構造
を見えにくくし、問題解決を遅らせることになります。


>どこが「完全利用」なんだ?

「完全利用」の定義がまだ原理主義になってるみたいですね。

希少化しつつあった天然資源を扶養、養生しつつ利用するのだから、当時の
技術で最大限利用できる方法を「完全利用(ユーティリゼ・コンプレトモン)」
として定義する、というのが1930年代の国際連盟の考え方です。
定義されるような「完全利用」ができないなら捕るなという資源保護です。

ちゃんと肉として利用する日本のような国もあるのだから、全部油を搾る
ために最適化しろなんてことは条約に書いてないです。

>その水分も食用として利用されている。水分を含まない肉なんか食べられないんじゃないの。
>恣意的に排除する理由はない。

だから、国際連盟の完全利用の定義は肉としての利用を排除してないですけど、
考えてみると物質代謝の効率性という点から考えて、他の要素もいろいろあるけど、
南極産の肉を食用に利用するというのは、かなり非効率なことだということは
わかると思います。

アメリカやオーストラリアから牛肉輸入するのもかなり馬鹿馬鹿しいけど。

これは傾斜地利用農業に関する日本の考え方が極端に遅れているという欠陥が
いちばん大きく効いてるところだね。
水田耕作の伝統から来る「完全平地原理主義」w
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