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文化論争の意味

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/07/19 19:59 投稿番号: [46128 / 62227]
もともとアラスカ・イヌイットに原住民生存捕鯨が認められているのは
少数民族固有の文化的意味があるから認められているのだ、という理解が
あったから、日本側がそういうことをIWCで主張するようになったのですね。
カナダの悪徳水産官僚に媚を売る民族学者たちまで動員して。

だけど、イヌイットの「文化性」というのは、それを1000年続けて資源/ストック
に損傷を与えていないという、「持続可能性」の歴史実証的意味が重要
だったのだね。

そういうことに、この人たちは気がついていないか、あるいはわざと
論点ズラしをしているね。「文化の価値」というのをそこだけ切り離して。

スペイン北部+南西フランス、バスク人のセミクジラ捕鯨の場合は、
今から1000年前にビスケー湾ではじまってグリーンランド、ラブラドルから
ノルウェー北方のホッキョククジラまで次々に系群をなぎ倒していった。

時期的にはイヌイットと同じだけれど、「生存文化」ではなく「商業文化」
だったのだね。商業的合理性は前提条件の100年単位、1000年単位の持続性
なんてことに頓着しないです。

いまさらバスク人が捕鯨はビスケー湾少数民族の1000年来の文化的伝統
だと主張したところで、自然と調和した「持続可能な文化」だということが
実証できていないのだから、誰もその正当性を認めないのは当然でしょう。

長崎県の「捕鯨文化」も江戸時代後期にはかなり商業性を強くしていて、
資源枯渇化の兆候が明らかになっていたというのは、最近の研究でかなり
はっきりしてるんじゃないですか?

問題は「持続可能性(サステイナビリティー)」です。

こんなこともわからないアホたちや、わかっていてわざと論点をねじ曲げて
いる水産官僚たちに、「文化的捕鯨」の再開をやらせるというのは、広義の
法治主義に反する、というのがまともな知識と洞察力を持った人々の判断
でしょう。

「クジラさんカワイー」がどうのこうのってのは、水産庁と日本捕鯨協会、
国際PRが作ったワラ人形だよ。
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