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D.ポーリーとR.マイヤース2

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/07/02 16:06 投稿番号: [45397 / 62227]
http://www.nature.com/nature/journal/v447/n7141/full/447160a.html
Ransom Aldrich Myers (1952&#8211;2007)

(つづき)

こうして彼が示すことができたのは、個体群のサイズが
小さいと、ほとんどの商用魚の雌が1年間に生産する
成長可能な幼魚は3−5匹でしかないということだった。
何百万という卵を放出し、それらがその過程で受精する
にもかかわらずである。

この時まで、ほとんどの水産学者は乱獲された魚群が
枯渇から容易にもとへ戻ると信じていた。
この誤信は、現在では百万の卵の詭弁(the millions-of-eggs fallacy)
として知られている。

なぜ水産学者たちが漁獲の影響を過小評価し、水産管理者
たちに過剰に楽観的なアドバイスを与え続けてきたのか
という疑問の中心的な理由の一つに、マイヤースは1999年に
公刊した彼の仕事で決着をつけた。

この間、水産海洋省の管轄下で管理されていたカナダ
大西洋岸ニューファウンドランド・ラブラドール州沖の
大西洋ダラ個体群、ノーザンコッドが崩壊した。
1992年にこの商用漁獲のモラトリアムが導入された。

この魚は北大西洋で最重要な魚類資源の一つであり、
カナダの商業と文化にとっても重要であるばかりか、
おそらく世界でもっともよく研究され、管理されて
きた魚類資源である。

マイヤースは大食漢のアザラシや低水温その他、業界の
利益に屈した官僚が発明した言い訳には同調しなかった。
この官庁はこのきわめて重要な資源と、それに依存する
一地方を保護することに失敗したのである。

この資源崩壊の唯一の原因は過剰な漁獲であるという
証拠を公表した科学者がわずかだがカナダ水産海洋省に
いた。そのリーダーがマイヤースだった。

この公表文書へのマスコミ報道や世論の反応の結果、
驚くにはあたらないがマイヤースは上司から懲戒処分を
受けた。

彼は学問の世界へ逃避した。1997年にダルハウジー大学の
海洋研究キラム記念講座教授となったのである。これ以降、
同僚といくらかの聡明な院生に助けられながら、彼は連続して
論文を発表した。

政治的動機による怠惰な楽観主義が海洋資源の破壊を被い隠して
いること、より一般的には海洋生物多様性のシステマティックな
破壊から目がそらされていることが明らかされた。

このことはカナダとその管轄海域だけで起っていることではなく、
世界中でそうなのだと。

(つづく、かもしれない)
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