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上映中止 続く萎縮の連鎖 (2)

投稿者: r13812 投稿日時: 2010/06/21 07:22 投稿番号: [45044 / 62227]
  ●「バッシングでない」

  「まさか日本で、上映中止になるとは思ってもみなかった」。今月8日に来日、「ザ・コーヴ」では主役級で出演したリック・オバリーさん(70)は毎日新聞の取材に対して、驚きを隠さなかった。

  オバリーさんは、60年代の米人気テレビドラマ「わんぱくフリッパー」でイルカの調教を担当。今はイルカ保護のために各国で講演活動などをしている。70年代に日本の漁業を学ぶために出向いたのが、太地町の漁師たちとの出会いだったという。ただ、イルカ漁を知ったのは03年になってから。その後は年に5〜6回通い続けた。

  9日に東京・中野で行われたシンポジウムでは、表現の自由を保障する憲法21条の条文を書いたパネルを掲げ、「上映が妨げられたのは残念だ」と約550人の参加者に訴えた。さらに、10日の和歌山大での上映会では約250人を前に講演。イルカ漁について知らなかった地元の学生らは「大きな衝撃を受けていた」という。予定されていた明治大生との対話は実現しなかった。

  オバリーさんは「日本は民主主義国だ。それにもかかわらずこの作品を日本人が見ることができないでいるのは不思議だ。日本バッシングをテーマにした映画では決してない。特に太地町の人にはぜひ、見てほしい」と訴えた。

  ◇漁師らに怒りや戸惑いも−−和歌山・太地町ルポ
  「ザ・コーヴ」(英語で「入り江」の意味)の舞台となった太地町は、400年続く日本の古式(網取り式)捕鯨発祥の地だ。人口約3500人の小さな漁村の人たちの口は一様に重かった。ただ、「映画を見て判断してもらってもいい」と話す町民もいた。
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