野生生物個体群の脆弱度と野生保全
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/04/18 07:54 投稿番号: [43539 / 62227]
(つづき)
大きな動物ほど、同量or同率の捕獲に対してダメージが大きいという例。
ミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラをそれぞれ現在量の
4%捕鯨して50年経つとどうなるかという鯨研、水研の計算です。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/SC-J09-JRdoc/SC-J09-JR21.pdf
彼らが日本語に訳したがらない論文、SC-J09-JR21によると、
太平洋側日本捕鯨水域のミンククジラの現在量の4%は
約440頭だそうだ。逆算すると総生息数は11000頭ということに
なるね。(Msg.43502 ではゼロが一個落ちてました。)
イワシクジラ生息数のの4%は280頭だそうだから、総数は7000頭。
ニタリクジラの生息数4%は120頭、総数は3000頭ということになる。
マッコウクジラ日本付近太平洋側の生息数の4%はなんと2000頭で、
総数は50000頭だ。
(以上SC-J09-JR21の5−7頁)
ここで頭数で出ているものが、21頁の表ではバイオマス、すなわち
個体群の総体重で表示されている。しかも毎年4%ずつ捕鯨したら、
50年後に各鯨種群の総量、総体重がどうなるかということが書いて
あるんだね。
ミンククジラを毎年4%づつ捕ると、最初の系群総体重が29,741トン
から、50年後には27,750トンに減少している。6.7%の減少だね。
イワシクジラ155,978トンから毎年4%を捕ると、50年後には
77,701トンになる。減少率は50%だ。
ニタリクジラは130,816トンから72.151トンへの減少で、減少率45%。
マッコウクジラは729,030トンから394,056トンで、減少率46%。
このバイオマス計算は、ミンククジラとマッコウクジラについては
未成獣の体重まで計算に入れてるのに、イワシとニタリはほとんど
成獣体重で計算してるという、奇妙な計算なんだけれど、いずれに
しても、ミンク500トンあきらめて、かわりにイワシかニタリ
500トン捕ったら、殺す命の数が5分の1だとか、15分の1だとか、
だからクジラ愛護論の人には効き目がある議論なんだというふうなね、
そういう計算は生態学、資源管理論的にとってもナンセンスな
話なんだということがわかるはずなんだけどね。
蚊やハエやイカナゴがまとめて殺されても、おののきを感ずる人は
それほど多くないけれど、人間の体と同等かそれ以上のクロマグロや
イルカがまとめて殺されるの見ると心理的に引いちゃう人や、
もっと巨大な動物だと一頭殺されるのを想像するだけでネガティブな
感情を持つ人がかなりいるというのは、それなりに合理的に根拠が
説明できるということでエエですか?
大きな動物ほど、同量or同率の捕獲に対してダメージが大きいという例。
ミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラをそれぞれ現在量の
4%捕鯨して50年経つとどうなるかという鯨研、水研の計算です。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/SC-J09-JRdoc/SC-J09-JR21.pdf
彼らが日本語に訳したがらない論文、SC-J09-JR21によると、
太平洋側日本捕鯨水域のミンククジラの現在量の4%は
約440頭だそうだ。逆算すると総生息数は11000頭ということに
なるね。(Msg.43502 ではゼロが一個落ちてました。)
イワシクジラ生息数のの4%は280頭だそうだから、総数は7000頭。
ニタリクジラの生息数4%は120頭、総数は3000頭ということになる。
マッコウクジラ日本付近太平洋側の生息数の4%はなんと2000頭で、
総数は50000頭だ。
(以上SC-J09-JR21の5−7頁)
ここで頭数で出ているものが、21頁の表ではバイオマス、すなわち
個体群の総体重で表示されている。しかも毎年4%ずつ捕鯨したら、
50年後に各鯨種群の総量、総体重がどうなるかということが書いて
あるんだね。
ミンククジラを毎年4%づつ捕ると、最初の系群総体重が29,741トン
から、50年後には27,750トンに減少している。6.7%の減少だね。
イワシクジラ155,978トンから毎年4%を捕ると、50年後には
77,701トンになる。減少率は50%だ。
ニタリクジラは130,816トンから72.151トンへの減少で、減少率45%。
マッコウクジラは729,030トンから394,056トンで、減少率46%。
このバイオマス計算は、ミンククジラとマッコウクジラについては
未成獣の体重まで計算に入れてるのに、イワシとニタリはほとんど
成獣体重で計算してるという、奇妙な計算なんだけれど、いずれに
しても、ミンク500トンあきらめて、かわりにイワシかニタリ
500トン捕ったら、殺す命の数が5分の1だとか、15分の1だとか、
だからクジラ愛護論の人には効き目がある議論なんだというふうなね、
そういう計算は生態学、資源管理論的にとってもナンセンスな
話なんだということがわかるはずなんだけどね。
蚊やハエやイカナゴがまとめて殺されても、おののきを感ずる人は
それほど多くないけれど、人間の体と同等かそれ以上のクロマグロや
イルカがまとめて殺されるの見ると心理的に引いちゃう人や、
もっと巨大な動物だと一頭殺されるのを想像するだけでネガティブな
感情を持つ人がかなりいるというのは、それなりに合理的に根拠が
説明できるということでエエですか?
これは メッセージ 43536 (aplzsia さん)への返信です.
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