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鯨食害論、大隅清治博士1979年論文

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/04/07 19:56 投稿番号: [43337 / 62227]
ナンキョクミンククジラが、原初の個体群サイズから、それほど
大幅には増えもしなかったし減りもしなかった、というリュエグ他の
論文は、考えてみると重要ですね。

専門家の間での認識は別として、日本の国会議員やマスコミ、一般国民の
意識だと、「大食いのクジラが増えすぎたら、食料安全保障の観点からも
減らすべきだ」という意見が圧倒的なのじゃないですか?

わざわざ南極海まで捕りに行ってやってるんだから、オースト
ラリア人、ニュージーランド人は感謝すべきだみたいな、メチャ
クチャに傲慢な意見さえ出てくる始末だものね。

以前ここで、リンクが貼られていたTV報道バラエティー番組でも、大西洋/
地中海クロマグロに関してアナウンサーが、上位の捕食種を保護すると
生態系が壊れるという人もいる、という鯨食害論の焼き直しを吹聴して
ましたですね。あまりにも安直な広報戦略なのでびっくりしたw

「ナンキョクミンククジラは他の過剰捕獲された鯨種が回復する
ことを妨げており、また人間の食料資源を競争によって減らして
いる」という主張のソースとしてリュエグ他の論文は、ICR 2006; Morishita
& Goodman 2000; Ohsumi 1979、という三つの論文を例示しています
(ICR (2006) Why whale research? available at http://icrwhale.org.
というのは、探しても見つからないですね)。

このうち一番古い、いわゆる鯨食害論、間引き礼賛論の原点というべき
大隅清治博士のIWC提出論文を見てみましょう。
いつものように、IWC年報は国際公文書として著作権を主張して
いないので、全文コピペしても問題ないです。

一応今回は該当部分、論文の最後のところだけ紹介します。
REP. INT. WHAL. COMMN 29, 1979,   407―420頁
【Population Assessment of the Antarctic Minke Whale】
Seiji Ohsumi
Far Seas Fisheries Research Laboratory

(419頁)
ESTIMATION OF CHANGE IN CARRYING CAPACITY
環境収容力変化の推定
ギャンベル(1975)はヒゲクジラ類バイオマスの南極圏における経年変化を
推定した。Fig.8はシロナガスクジラ、ナガスクジラ、ザトウクジラの総バイオマス
を示しており、これはミンククジラと密接な種間関係をもっていると
考えられる。
Gambell (1975) estimated the yearly change in the biomass
of baleen whales in the Antarctic. Fig. 8 shows the total
biomass of the blue, fin and humpback whales which are
considered to have close inter-relationships with the minke
whale.
これらの鯨種のバイオマスは1960年代中頃まで大きく減少し、それから
回復をはじめている。これらの鯨種はそれぞれのストック(資源/系群)
が回復し、IWCが捕獲を許す水準に達したときに捕鯨再開され、
各ストックはIWCの適正な管理のもとで最適個体数水準を維持する
であろう。
The biomass of these species decreased greatly until
the middle of the 1960s and then started to recover. The
catch of these whales species will be re-opened when each
stock recovers to the population level at which the IWC will
permit the catch, and each stock will maintain its optimum
population level under proper management by the IWC.
Fig. 8の上のグラフの破線は、将来の個体数トレンドを仮定(assume)した
ものである。
The broken line in the upper figure of Fig. 8 shows the
assumed future population trend.
(つづく)
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