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Re: DNAによる初期資源量推定

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/04/04 13:06 投稿番号: [43324 / 62227]
>コククジラ東部太平洋群の分析結果が見てみたいね。

Alter, S. E. & Palumbi, S. R. 2009. Comparing evolutionary patterns and variability in
the mitochondrial control region and cytochrome B in three species of baleen
whales. J Mol Evol., 68: 97-111.
Alter, S. E., Rynes, E. & Palumbi, S. R. 2007. DNA evidence for historic population size
and past ecosystem impacts of gray whales. Proc Natl Acad Sci USA, 104: 15162-7.

リュエグ他が去年IWCに出した論文の参照文献にちゃんと入ってます。
2009年の方は、歴史的に南半球にいなかったはずのコククジラがもし
昔、南にいたとしたら、それが遺伝子多様性のパターンにどう反映して
なきゃいけないかとか、かなりおもしろい思考パズルをやってる。

>遺伝子分析が正しければ、遺伝子多様性上は2^3000頭程度のばらつきしか
>有していないはずだ。

そう、コククジラだとボトルネックが露骨すぎて、理論の冴えの見せどころ
としては逆にB層効果ヨワイw

でもだいじょぶ、ちゃんとザトウやミンクとの頻度パターンの違いも整合的に
やってるから。あ、単純論理でやると弱点になりうるとこもあるけどね、
鯨研のアホがズルしてカンニングするといけないからおセーないw


>以上4つで推定の精度を上げて、実証に使えるレベルを示せば鯨研も喜んで協力するかもな

しないと思う。
RMPのチューニングポイント65ぐらいに下げても、捕れなくなるの直感的に
知ってるはずだから。

大西洋クロマグロのときにもはっきりしたんだけど、乱獲推進派(別名、
しょっちゅう漁場を変えることのできる漁業者の短期的利益を最大化しよう
とする人たち)はできるだけ今に近い、新しい年代のベースラインを
初期資源量のプロキシにしようとするんだね。

鯨研、水産庁の場合は、捕鯨事業自体が何か別のことのプロキシのようだから、
ある意味じゃあ、遊びで遠大なDNA研究計画を企画しうるのだろうけどね。
それでどれだけ天下り先や水産ODAの口実ができるのかどうかは、ワタシはしーらない。策略とか、そういうの専門じゃないから。

>もちろん、極めて重要なサンプルの年齢情報付だ。

まず第一に、染色体の末端クリップの長さで、もうほとんど耳垢年輪と
変わらない精度が出てる。
第二に、必要なのは性的成熟、未成熟の比率だから、身長の写真撮影や
ホルモン採取で十分。
第三に、やたらに人の年齢を気にするのは日本人と韓国人だけだと、
外国に長く住んでたおばあちゃんが言ってたw

>いきなり実証のしようのないクロミンクで、年齢情報も無に怪しいサンプリングでやるから否定されるんだよw

モレキュラルバイオロジーとか、ゲネティックスだとか、専門雑誌バラバラ
みると、ありとあらゆるドーブツでやってますよ、人間も含めて。

急速に発展してる分野だから、そうゆうこと普通の人が知らなくても別に
かまわないけれど、税金から研究費注入されて、国際共有生物資源を科学研究
名目で破損して、毎年膨大な旅費と交際費で「科学者」としては非常に恵まれ
た待遇を受けている人たちが、知らなかったじゃあ済まないな。
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