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養殖の話

投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/09/07 20:25 投稿番号: [4134 / 62227]
  イルカ等なら水族館で勝手に増えるくらいだから、人工飼育下での繁殖は別に問題ないのでしょう。

  大型の鯨類の場合は、精子や卵子をどうやって入手するのか、どうやって受精させた胚をメスクジラに着床させて海に戻すのかということが気になります。
  普通のヒゲクジラなどでは陸上に上げると、浮力を失って体の構造が自重を支えられないのではないでしょうか。
  生かしたままで船上に引き上げて、生かしたままで海に戻すというのが大変そうです。
  海に戻したけれど肋骨がアチコチ骨折していて結局ご臨終というのでは意味がないでしょう。
  大型のクジラは海棲哺乳類だからこそ、あそこまで巨大になれたのであって、あの図体でそこら辺を這い回られたら怖いですよね。夜な夜な砂浜を這い回るシロナガスとか、和田浦の海岸をノンキに散歩するツチクジラとか。いや、もしいたら面白いのかな。観光名物には確実になれる。

  クジラの養殖という面では大隅清治氏や梅崎義人氏が著作に取り上げています。
  海洋の一画を音波なり、エアカーテンなり、魚網なりで仕切る。
  後は、そのエリア内にオキアミが増えやすい環境にしておくだけ。勝手にクジラが増えるのを待つ。場合によっては10%近く増える事すらあるヒゲクジラなら、1万頭飼育できれば毎年1千頭増える。悪くない話かもしれません。どうせ餌はオキアミ、上手くすればクジラの糞を栄養分に利用にしてプランクトンを増える構造ができるかもしれない。人間が現在利用していない生物資源を利用して、まんまと食料増産の道を切り開けるかも。
  非常に環境負荷も低くて都合がいい話だけれど、平戸湾あたりで実際にやろうとした話が新聞に載ったことがあります。この場所の過去ログ参照のこと。私はそのニュースを投稿した記憶があります。(何番だか覚えていない・・。)

  こうした養殖を本気でやらねばならない時というのは、本当に人間の食料が切羽詰まった状況でしょうから捕鯨は当然再開している状態でしょう。利用できる資源は何でも利用して、それでもどうにもならないからヒゲクジラの養殖でもすると。
  入り江の一画を網で仕切ってミンククジラを飼育した実績というのは存在しますから、案外と実現性はあるかもしれません。
  オキアミを人工的に増やす技術ができれば、他の魚の養殖にだって使える。今みたいに1kgの養殖魚作るのに、イワシを10kg使うなんてことも必要なくなる。
  無理に獲らなくていいなら資源に余裕ができる。海洋の小魚に余裕ができれば、今度はそれを食って大型の魚が増える可能性が高まる、と全体にいい循環が生まれるかもしれない。
  オキアミ食わせて作った環境負荷の低い安い魚と、やはり環境負荷は低い天然モノの高価だが美味い魚。食い物というのは多様性があった方が面白い。それが環境負荷の低い状況で利用できるなら悪くない話です。
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