欧州連合(EU)水産補助金
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/10/05 08:03 投稿番号: [38508 / 62227]
今回の問答の3番目で、問題になっている補助金が出てきましたね。
EUで2000年から2006年までの7年間に共通水産政策の基金から
補助金を受けていた24カ国の期間合計金額は31億4589ユーロ、
これを1ユーロ135円で換算すると4246億9515万円になります。
単年度平均として7で割ると、一年で606億7000万円になるな。
前回の問答にあったように、水産政策は農業政策と同様、EUの
専管事項だから水産補助金はこれがすべてです。
2006年6月にEU閣僚会議で決定された共通補助金総額も、
2007 年から2013 年までの7年間で38億ユーロ=5130億円、
年間平均にすると733億円ということで、やや増額だな。
日本との比較のために統計を概観しておくと、EUのうち
25カ国で2005年の漁獲高が562万トン、養殖を含む水産生産高
総計688万トンで、日本は同じ年に漁獲418万トン、全水産生産高
が543万トンです。
(ソース:eurostat、Fishery Statistics - Data 1990-2006 他、
ヨーロッパの養殖はムール貝がトップだね。)
漁業の就労人口はEUのうち上記25カ国で 41万5851 人(男性307 076 /
女性108 775);2003年。日本の漁業人口は2004年で22万3千人。
EU全体が漁獲高で3割強、漁業人口で2倍近くという
概要だね。
比較のためにとりあえず2004年、平成16年度の水産庁事業予算
の予算額を見ておくと、合計1850億3760万円。これが非公共事業と
公共事業に分類されていて、非公共が187億円、公共事業が
1663億3760万円と、水産土木に圧倒的に比重がかかってるね。
EUの水産補助も、各水産経営や組合に対する補助金の他に漁港整備等、
立派な水産土木も含まれているのだけれど、内容に関してはまた
あとでの話だ。
今日のところはとりあえず、日本より3〜5割規模の大きい欧州の
水産全体で、補助金は3分の一程度ということを確認しておきましょう。
古いエンジンの買い換えに融資が受けられるというふうな案件でも、
絶対前より大きなエンジンには付け替えられないとか、漁獲能力抑制、
資源環境保護の方針が全欧的に明確になっているという、質的な
領域の問題はもうすこし説明に手間がかかります。
ヨーロッパ全体、税金が高い割には補助金が少なく、漁村がうら寂しく
なっているかというと、少なくともテレビのドキュメンタリー
見る限りそれほどひどくはないね。もちろん漁業人口は減少している
けれど、一人当たりの漁獲能力が各段に向上しているのに、
海が魚を養える環境収容力は何千年、何万年というスケールで
ほとんど変わってないんだから、これはしょうがないな。
補助金付けてどうこうなるという性質の問題じゃない。
EUで2000年から2006年までの7年間に共通水産政策の基金から
補助金を受けていた24カ国の期間合計金額は31億4589ユーロ、
これを1ユーロ135円で換算すると4246億9515万円になります。
単年度平均として7で割ると、一年で606億7000万円になるな。
前回の問答にあったように、水産政策は農業政策と同様、EUの
専管事項だから水産補助金はこれがすべてです。
2006年6月にEU閣僚会議で決定された共通補助金総額も、
2007 年から2013 年までの7年間で38億ユーロ=5130億円、
年間平均にすると733億円ということで、やや増額だな。
日本との比較のために統計を概観しておくと、EUのうち
25カ国で2005年の漁獲高が562万トン、養殖を含む水産生産高
総計688万トンで、日本は同じ年に漁獲418万トン、全水産生産高
が543万トンです。
(ソース:eurostat、Fishery Statistics - Data 1990-2006 他、
ヨーロッパの養殖はムール貝がトップだね。)
漁業の就労人口はEUのうち上記25カ国で 41万5851 人(男性307 076 /
女性108 775);2003年。日本の漁業人口は2004年で22万3千人。
EU全体が漁獲高で3割強、漁業人口で2倍近くという
概要だね。
比較のためにとりあえず2004年、平成16年度の水産庁事業予算
の予算額を見ておくと、合計1850億3760万円。これが非公共事業と
公共事業に分類されていて、非公共が187億円、公共事業が
1663億3760万円と、水産土木に圧倒的に比重がかかってるね。
EUの水産補助も、各水産経営や組合に対する補助金の他に漁港整備等、
立派な水産土木も含まれているのだけれど、内容に関してはまた
あとでの話だ。
今日のところはとりあえず、日本より3〜5割規模の大きい欧州の
水産全体で、補助金は3分の一程度ということを確認しておきましょう。
古いエンジンの買い換えに融資が受けられるというふうな案件でも、
絶対前より大きなエンジンには付け替えられないとか、漁獲能力抑制、
資源環境保護の方針が全欧的に明確になっているという、質的な
領域の問題はもうすこし説明に手間がかかります。
ヨーロッパ全体、税金が高い割には補助金が少なく、漁村がうら寂しく
なっているかというと、少なくともテレビのドキュメンタリー
見る限りそれほどひどくはないね。もちろん漁業人口は減少している
けれど、一人当たりの漁獲能力が各段に向上しているのに、
海が魚を養える環境収容力は何千年、何万年というスケールで
ほとんど変わってないんだから、これはしょうがないな。
補助金付けてどうこうなるという性質の問題じゃない。
これは メッセージ 38502 (aplzsia さん)への返信です.
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