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Re: データに基づいて、白黒つけようという

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/09/14 07:44 投稿番号: [37902 / 62227]
(つづき)

小松氏は批難の矛先を正しくそれが向かうべきところへ向けた。
ひとりよがりの政府にである。この政府は日本の沿岸漁業の
自己管理アーチ天井型の枠(Ruddle 1987) と、問題解決をする
のなら理知的なガバナンス、すなわち漁業権には義務も伴わせ、
漁獲努力を制限する事へのインセンティブを持たせた設計に
しないと機能しないという補助金行政の二股に頼っている。

この日の、続く発言者も小松氏の挙げた点を補強した。
イオントップバリュ・スーパーマーケットチェーンの山本泰幸
氏は製品の品質を確保するためにアラスカの魚を購入せざるを
えないと指摘した。

やや饒舌な漁師、佐々木敦司氏は市場に出回ってる養殖魚が
抗生物質漬けなんだから、若いもんがビッグマックのほうを
選ぶのは無理も無いと語った。

全体として会議のトーンは現実的な憂慮をあらわすものとなった
(なぜならクジラがいなかったから)。おそらくパニック寸前
の状態なのだろう。

こういう条件下で、日本はいかにしてその膨大なシーフード消費
を維持しようとするのだろうか。

ここで話は築地へ戻る。ここではローカルな漁獲と輸入海産品が
扱われている。日本のシーフードの50%以上が輸入ものである
(忘れてはならないのは、これがEU諸国の輸入比率70ー80%を
下回るということである)。

ここが膨大な量の魚と無脊椎動物が通過しなければならないゲート
の一つである。

シンポジウム前日の築地訪問では、覚えているかつての光景ほど
小ぎれいではなく、くすんでいるという漠然とした印象を私は
抱いた。並んでいる魚(ハタ、メバル等、イワシでさえも)が
以前より小さく思えた。

エレン・ピキッチとカラム・ロバーツも前に訪問しており、
同じ印象を得ていたということがわかった。しかし主観的な
印象にあまり信頼を置いてはいけないということをわれわれは
知っている。
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