Re: イルカがキンメを食う、だから?
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/09/03 06:15 投稿番号: [37702 / 62227]
19世紀ヤンキー捕鯨のログブック統計を整理して、オホーツクでのセミ
クジラ漁は最盛期の1940年代でも、日本沿海の「古式」捕鯨の年間捕獲量
と大差ないということをはっきりさせてしまったピーター・ベストですが、
もともと南アフリカの人です。
この人が最近出版した大型の鯨類図鑑はたいへん充実していて勉強に
なります。他のイルカ類は主にイカを食べるのですが、ミナミバンドウ
は例外的に魚の比率のほうが高いですね。
それで漁師が仕掛けた漁具から魚を食べることを学習したグループが
南アフリカ近海にもいるのだそうで、こういう適応的学習がどの程度
他のグループにも伝播するのかということを調査している研究者の
グループがいるのだそうです。
このグループの判別にPCBやDDTなど有機塩素化合物の濃度比率の
違いを使っているというのが、私はじめて聞いた話で興味深かったです。
結論は、違う行動をとっているグループ間では隣接海域でも「盗人習慣」
は伝播しない、だそうです。御蔵島でもミナミバンドウの生態研究をしている
日米のグループがいて、いろいろ面白いことを発見しているようですね。
ピーター・ベストの本に引用されています。
これは メッセージ 37595 (aplzsia さん)への返信です.
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