Re: 無意味かつインチキ調査捕鯨が終了なり
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/05/31 09:02 投稿番号: [35437 / 62227]
(クレプスの生態学教科書から、「関数的対応」の説明つづき)
関数的対応は、与えられた時間内に個々の補食者がどれだけの
被食者を食べたかということを計測する。
関数的対応には3つの一般型(タイプ)が認められている(図13.16)。
――――――
|図13.16
|<<横軸:被食者密度、縦軸:一日、一補食者が食べる被食者の数。
|タイプ1のグラフ:直線で、原点から右上へy=xの形で上がる。
|タイプ2:ゼロから急上昇するがしだいに上がり方が鈍る曲線。
|タイプ3:Sの字の頭と尻尾を両手で持って左右へすこし引っ張った形。
|シグモイド函数とか、ロジスティック曲線と呼ばれるもの。
|FIGURE 13.16
|Three types of possible functional responses for predators
|to changes in prey abundance. Type 1 Responses show a
|constant consumption of prey, with no satiation; Type 2
|and Type 3 responses reach saturation at high prey densities.>>
―――――――
多くの補食者の関数的対応は被食者の密度が高まるにつれ、
高止まりの高原状態へと上昇する。被食者密度が一定範囲にある限り、
個々の補食者はより多くの被食者を食べるが、被食者が特定の
高密度に達するところで補食者は飽食し、それ以上は食べよう
とはしない。
図13.17はタイプ2型関数対応を、北米でオオカミがヘラジカを
捕食する例で示している。
―――――――――
|図13.17 北米のオオカミのヘラジカに対する関数的対応
|オオカミの捕食率はヘラジカの密度とともに増加する。
|このパターンはタイプ2関数対応に最も近いように見える。
|ヘラジカが高密度である場合のデータを追加すれば、この
|関係の正確な形が決定できるだろう。 (From Messier 1994.)
―――――――――
これら関数的対応での上方の高台状部分はハンドリング
タイムで決まってくる。ハンドリングタイムとは補食者が
被食者を捕まえ、殺し、食べるために必要な時間である。
注意すべきは、野外の個体群における関数的対応の正確な
形は観察される被食者の密度範囲に依存するということだ。
もし被食者の密度が低いということだけが存在するのなら、
関数的対応は直線的に上昇するだろう。被食者高密度という
現象だけが起こるなら、関数的対応は水平線となり、被食者
密度と補食者一頭、一日あたりの被食者数に関連性が無い。
発達的対応は実験室あるいは野外研究の期間に、補食者が
成長あるいは発育することによって生ずる。図13.18は
関数的対応の効果と、それに追加的に効く発達的対応の
例を、実験室でマツモムシが捕食したボウフラ数で示した。
マツモムシは食糧の水準が高いとより早く成長し、これが
13.18図の総消費曲線を説明する(Murdoch and Sih 1978)。
補食者ー被食者モデルの多くは実験室での個体群で研究
され、野外の個体群へこれを翻訳するのは困難だという
ことがわかった。したがってわれわれは、何がある補食者の
被食者コントロールを効率的にしているのかという一般的
な疑問に曖昧な回答しか持っていない。
多くの理論的研究が単一種モデルに集中しており、より
複雑なケース、補食者が複数の被食種を食べているケース
を考慮に入れる必要がある(Pech et al. 1995)。
関数的、発展的、集合的対応を一つの補食者ー被食者
システムについて測定できれば、補食者の_総合的_
対応が計測できる(図13.19)。
―――――――――――――
再生産 \
数量的対応 \
集合的対応 /
総合的対応
関数的対応 /
発達的対応 /
―――――――――――――
関数的対応は、与えられた時間内に個々の補食者がどれだけの
被食者を食べたかということを計測する。
関数的対応には3つの一般型(タイプ)が認められている(図13.16)。
――――――
|図13.16
|<<横軸:被食者密度、縦軸:一日、一補食者が食べる被食者の数。
|タイプ1のグラフ:直線で、原点から右上へy=xの形で上がる。
|タイプ2:ゼロから急上昇するがしだいに上がり方が鈍る曲線。
|タイプ3:Sの字の頭と尻尾を両手で持って左右へすこし引っ張った形。
|シグモイド函数とか、ロジスティック曲線と呼ばれるもの。
|FIGURE 13.16
|Three types of possible functional responses for predators
|to changes in prey abundance. Type 1 Responses show a
|constant consumption of prey, with no satiation; Type 2
|and Type 3 responses reach saturation at high prey densities.>>
―――――――
多くの補食者の関数的対応は被食者の密度が高まるにつれ、
高止まりの高原状態へと上昇する。被食者密度が一定範囲にある限り、
個々の補食者はより多くの被食者を食べるが、被食者が特定の
高密度に達するところで補食者は飽食し、それ以上は食べよう
とはしない。
図13.17はタイプ2型関数対応を、北米でオオカミがヘラジカを
捕食する例で示している。
―――――――――
|図13.17 北米のオオカミのヘラジカに対する関数的対応
|オオカミの捕食率はヘラジカの密度とともに増加する。
|このパターンはタイプ2関数対応に最も近いように見える。
|ヘラジカが高密度である場合のデータを追加すれば、この
|関係の正確な形が決定できるだろう。 (From Messier 1994.)
―――――――――
これら関数的対応での上方の高台状部分はハンドリング
タイムで決まってくる。ハンドリングタイムとは補食者が
被食者を捕まえ、殺し、食べるために必要な時間である。
注意すべきは、野外の個体群における関数的対応の正確な
形は観察される被食者の密度範囲に依存するということだ。
もし被食者の密度が低いということだけが存在するのなら、
関数的対応は直線的に上昇するだろう。被食者高密度という
現象だけが起こるなら、関数的対応は水平線となり、被食者
密度と補食者一頭、一日あたりの被食者数に関連性が無い。
発達的対応は実験室あるいは野外研究の期間に、補食者が
成長あるいは発育することによって生ずる。図13.18は
関数的対応の効果と、それに追加的に効く発達的対応の
例を、実験室でマツモムシが捕食したボウフラ数で示した。
マツモムシは食糧の水準が高いとより早く成長し、これが
13.18図の総消費曲線を説明する(Murdoch and Sih 1978)。
補食者ー被食者モデルの多くは実験室での個体群で研究
され、野外の個体群へこれを翻訳するのは困難だという
ことがわかった。したがってわれわれは、何がある補食者の
被食者コントロールを効率的にしているのかという一般的
な疑問に曖昧な回答しか持っていない。
多くの理論的研究が単一種モデルに集中しており、より
複雑なケース、補食者が複数の被食種を食べているケース
を考慮に入れる必要がある(Pech et al. 1995)。
関数的、発展的、集合的対応を一つの補食者ー被食者
システムについて測定できれば、補食者の_総合的_
対応が計測できる(図13.19)。
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再生産 \
数量的対応 \
集合的対応 /
総合的対応
関数的対応 /
発達的対応 /
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これは メッセージ 35436 (aplzsia さん)への返信です.
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