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Re: 無意味かつインチキ調査捕鯨が終了なり

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/05/31 09:14 投稿番号: [35438 / 62227]
Krebs, C. J. (2001) Ecology, 5th edn. Benjamin Cummings, San
Francisco, California.   223頁つづき

総合的対応は、被食者が単位時間内に補食者ポピュレイション総体から
捕食される比率を与え、これは図13.19が示すように被食者の密度に対して
プロットされる。

――――――――――――
|Figure 13.19
|(a) Functional and (b) numerical responses of the bay-breasted warbler
|<ホオジロ亜科アメリカムシクイ属> to changes in the abundance of spruce
|budworm <ハマキガ科のある種の幼虫>in New Brunswick, Canada.
|(c) The total (combined) response, based on the assumption that larvae are
|available for 30 days, the average feeding day is 16 hours, and the digestive
|period is two hours. (From Mook 1963.)
|表a:横軸、枝葉0.9平米あたりのハマキガ6齢幼虫数、
|___縦軸:砂嚢あたりの6齢幼虫数;横軸0から4にかけて
|縦軸が0から4へ急上昇、以降一砂嚢あたり幼虫4匹で平坦化。
|表b:横軸、枝葉0.9平米あたりのハマキガ3齢幼虫数、
|___縦軸:100エーカーあたりの営巣つがい数;増加率逓減の
|単調増加曲線。
|表c:横軸、枝葉0.9平米あたりのハマキガ6齢幼虫数、
|___補食によるハマキガ幼虫死亡率;0.9平米あたり幼虫数
|ゼロから2にかけて急上昇、ピークは1.7%(/幼虫数2)
|となってそれ以降0.1%/幼虫数130へとなだらかに下降。
――――――――――――
もし被食者の密度が上がるにつれて総合的対応が増加する
ならば、補食者は被食者の密度を制限できる。
反対に、被食者密度の上昇に対して総合的対応が一定、
あるいは下落するならば、補食者は被食者数を制限できない。

基本的な問題設定はいつも変わらず、被食者の密度が増加する
にしたがって、補食者による被食者死亡率パーセンテージが
増加するのかどうかということである。

被食者密度が高くなると、ある種の補食者は被食者に対し、
制御的な影響を与えなくなる。被食者の数量に圧倒される
からである。

たとえばアメリカムシクイ(ホオジロ亜科アメリカムシクイ属
bay-breasted warbler (Dendroica castanea))はカナダ
東部でのハマキガ(Choristoneura fumiferana)の大発生
期間中に12倍に増加した。このムシクイ鳥は数量的対応と
関数的対応の双方を行ったのだが、ハマキガの8000倍という
増加は、この補食者を損失に関する無意味なエイジェント
におとしめた (Morris   1963)。

被食者が補食者による抑制から逃れるという被食者閾値は
危惧種生物の保全に重要であろう (Sinclair et al. 1998)。

われわれの分析の一つの一般的結果は、被食者の密度が
低い時には補食者が被食者の生息数にとって重要な影響を
与えるが、被食者密度が高い時にはこれは重要ではなくなる
ということである。

この種のポピュレイションは二つの異なった局面を通じて
存在していると言いうる。低密度で、ある地域の固有種
として存在している局面(endemicフェイズ)、と高密度に
繁殖したという局面(epidemic フェイズ)である(図13.13のほぼ正弦曲線)。
ハマキガのような森林害虫はこのような二局面の密度状態を
示し、固有生存の局面で、補食者が低密度のハマキガに
影響を与える鍵となっている(Swetnam and Lynch 1993)。
============ =

ここまで、分厚い教科書のごく一部、単純な2種間の捕食関係だけで、この
本のもっと別のところをいろいろ見てみると、もっと多様で複雑なことを
いっぱい考えなきゃいけないということがわかります。
その上で改めて「食害論」を考えると、イカナゴ増加分が漁業にとって意味が
あるほどにまで持ってゆこうとすると、食害者であったはずの鯨のほうが、
逆に被害者としてめちゃめちゃな状態になるはずだということもわかります。
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