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Re: 生態系モデル鯨資源管理

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/05/15 08:13 投稿番号: [34551 / 62227]
>>RMPにそのような文言は出てこないよ。
>式に書いてあんだけど、算数できないんで式の意味がわかんない。
>わかんないのが分かってるから、式は丸写しはしても読まない(笑)

あのねえ、オッサンは別にガクジツテキハッタリやる必要はないんだから、
こんな無茶を言ってはいかんなあ。

IWCのRMP(改訂管理方式)オフィシャル仕様
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/RIWC-44-pp145-152-AnnexH.pdf
ここで’carrying capacity’だとか’K’、’population size prior to   exploitation’、’initial pristine population’みたいな「初期資源量」
を意味する語の断片を検索しても出てこない。

そこで捕獲枠計算アルゴリズムのファイルを見てみよう。
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/workshops/RIWC-44-pp153-167-AnnexI.pdf
これはコンピュータープログラムであって、普通の日常用語で言う「式」
ではない。まあそれはええわ。

それで上の用語を検索するとおもしろいよ。
現在の資源枯渇状況Dというのを、累積的な捕獲実績から先験的に勝手に
決めちゃうんだね。で、153頁の右側i)で、枯渇状況D=1なら、
環境収容力は最高値で   Kmax{ RKHI } = 10の7乗と、すさまじく大まかな
数値を設定してる。

これがベイズ系推定の醍醐味だね。あとからシミュレーションのカーブを
いろんな実測値の間くぐらせて矯正してゆくというやりかただ。
はじめっから知ってる必要なんか無い。もちろん「絶滅確率」なんて、
生態学初等教科書で算数練習のために使うような概念は出てくる必要がない。

154頁でおもしろいのは、田中さんも紛らわしい書き方してる(年)捕獲数
Ctの定義だね。

Ct {CATCH(I) } is the historic catch in year t
「年次tにおける歴史的捕獲」って、非常にまぎらわしい。一年間の捕獲数
には違いないんだけどね。モデルの中では過去の各年の捕獲記録が間歇的に
出てくるからこういう紛らわしいことになる。

実際にこのプログラム書いたジャスティン・クックもRMPを説明する文章で
歴史的な累積捕獲量が重要だ、これを見過ごすと基本水準がどんどん下がって
くるという、ダニエル・ポウリーの考え方を紹介して、紛らわしさに輪を
かけてるな。

この話はちょっと込み入ってるんでまた別の機会にするよ。
http://www.cbialdia.mardecetaceos.net/archivos/download/7_Cooke_Papastavroufp11169.pdf
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