Re: なぜ“捕鯨サークル”を3ヨコ
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/04/17 06:51 投稿番号: [33368 / 62227]
>信頼区間が95%なら、という話です。マイナスがいやなら信頼区間を狭くすればいいこと。
>逆に信頼区間を広く取れば、死亡率は100%を超える範囲になる。そんなことは当たり前です。
そう、見た目の数値を奇麗にしておくためには、信頼区間を狭くする
(=信頼度を低くする=不確実性を大きく含み込む)でいいですね。
これは粉飾とも言えますな。
信頼度を低くした推定値(=不確実性の高い推定値)を入れても、信頼度を
高くして、不確実性は低下したけれど、生物学的には有り得ない推定値を
入れても、どちらにしても鯨の捕獲可能数は改善できないです。
「システム」から見ればどちらも同じことですから。
ただし1980年代末頃から、IWCで鯨の自然死亡率を問題にする場合、
信頼区間95%というのをスタンダードとして用いているので、
勝手に信頼区間を狭くとるのなら、それなりの理由を明示しなければ
なりません。
理由を明示できないから、2006年12月のJARPA検討ワークショップで
死亡率にマイナス値をそのまま出したのだと思うのだけれど、
それをどう処理するのか、鯨研/水産庁側は考えていなかったようですね。
簡単に「マイナス値」と表現されているところを見ると、単に切り捨てた
だけのようです。
単一系群管理の場合、普通は7%前後の数値が出るはずのところ、信頼区間
95%で生物学的に有り得ないマイナス値が出てきたということなら、
直観的にも信頼度の低い統計推定だということがわかるだけで、それなら
たとえばこの実測データは無視して改訂管理方式のデフォルトそのままで
やりましょうということでいいわけです。
(改訂管理方式に死亡率の入力は必要としてませんから)
この場合、いつも繰り返される調査捕鯨への賛辞、「鯨類の管理を
改善するポテンシャルを有している」というフレーズは実現され
なかったという話になります。死亡率調査は単なる無駄だったのです。
ところが、他の系群や生物種の絡んでくる生態系(エコシステム)
モデルだと、死亡率にマイナス部分が出てきたということは、
たとえば隣の系群からの移入があったから、数値が見かけ上マイナス
になったのではないか、と考える必要があります。
その場合、「この系群」からの捕獲量は若干増やして、そのかわり
「隣の系群」からの捕獲量はその分減らすということになりますね。
そういう判断をするために必要な関連データの提出を、2006年12月
の鯨研/水産庁は怠ったわけです。
統計数値と現実の対応関係をきちんと最後まで考え抜いていない
という証左になりますね。
タヌキオヤジ世代の人たちはこれがあたりまえだし、議員や選挙民
はたいていこれで誤摩化せるわけですが、IWC科学委員会ではそうは
ゆかないという問題です。
>これは単に分散が大きいというだけの話。分散が大きいからといって、
>端値がその学問分野の常識上ありえない値になることが問題になることはありません。
分散の大きさが、自然界自身のゆらぎからくるものなのか、サンプル採り
の粗さから来るものなのか、あるいは自然界を近似すべきモデルの設計が
不適切だっかからか、というところが問題になっていたのですが、
お気づきにならなかったですか?
そういうところを直観的に判断するために、分散の形を見たいとIWC
科学委員会のメンバーが言ったのだけれど(これは私の記憶違いで、
ポール・ウェイドと個人名が出ていたわけじゃないですね)鯨研、水産庁
はそこまで準備をしていなかったようです。毎年何十億円という
予算を使ってやっている調査の割には仕事が杜撰すぎます。
>逆に信頼区間を広く取れば、死亡率は100%を超える範囲になる。そんなことは当たり前です。
そう、見た目の数値を奇麗にしておくためには、信頼区間を狭くする
(=信頼度を低くする=不確実性を大きく含み込む)でいいですね。
これは粉飾とも言えますな。
信頼度を低くした推定値(=不確実性の高い推定値)を入れても、信頼度を
高くして、不確実性は低下したけれど、生物学的には有り得ない推定値を
入れても、どちらにしても鯨の捕獲可能数は改善できないです。
「システム」から見ればどちらも同じことですから。
ただし1980年代末頃から、IWCで鯨の自然死亡率を問題にする場合、
信頼区間95%というのをスタンダードとして用いているので、
勝手に信頼区間を狭くとるのなら、それなりの理由を明示しなければ
なりません。
理由を明示できないから、2006年12月のJARPA検討ワークショップで
死亡率にマイナス値をそのまま出したのだと思うのだけれど、
それをどう処理するのか、鯨研/水産庁側は考えていなかったようですね。
簡単に「マイナス値」と表現されているところを見ると、単に切り捨てた
だけのようです。
単一系群管理の場合、普通は7%前後の数値が出るはずのところ、信頼区間
95%で生物学的に有り得ないマイナス値が出てきたということなら、
直観的にも信頼度の低い統計推定だということがわかるだけで、それなら
たとえばこの実測データは無視して改訂管理方式のデフォルトそのままで
やりましょうということでいいわけです。
(改訂管理方式に死亡率の入力は必要としてませんから)
この場合、いつも繰り返される調査捕鯨への賛辞、「鯨類の管理を
改善するポテンシャルを有している」というフレーズは実現され
なかったという話になります。死亡率調査は単なる無駄だったのです。
ところが、他の系群や生物種の絡んでくる生態系(エコシステム)
モデルだと、死亡率にマイナス部分が出てきたということは、
たとえば隣の系群からの移入があったから、数値が見かけ上マイナス
になったのではないか、と考える必要があります。
その場合、「この系群」からの捕獲量は若干増やして、そのかわり
「隣の系群」からの捕獲量はその分減らすということになりますね。
そういう判断をするために必要な関連データの提出を、2006年12月
の鯨研/水産庁は怠ったわけです。
統計数値と現実の対応関係をきちんと最後まで考え抜いていない
という証左になりますね。
タヌキオヤジ世代の人たちはこれがあたりまえだし、議員や選挙民
はたいていこれで誤摩化せるわけですが、IWC科学委員会ではそうは
ゆかないという問題です。
>これは単に分散が大きいというだけの話。分散が大きいからといって、
>端値がその学問分野の常識上ありえない値になることが問題になることはありません。
分散の大きさが、自然界自身のゆらぎからくるものなのか、サンプル採り
の粗さから来るものなのか、あるいは自然界を近似すべきモデルの設計が
不適切だっかからか、というところが問題になっていたのですが、
お気づきにならなかったですか?
そういうところを直観的に判断するために、分散の形を見たいとIWC
科学委員会のメンバーが言ったのだけれど(これは私の記憶違いで、
ポール・ウェイドと個人名が出ていたわけじゃないですね)鯨研、水産庁
はそこまで準備をしていなかったようです。毎年何十億円という
予算を使ってやっている調査の割には仕事が杜撰すぎます。
これは メッセージ 33364 (legal_guardian01 さん)への返信です.
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