Re: なぜ“捕鯨サークル”を3ヨコ
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/04/11 10:15 投稿番号: [33254 / 62227]
>>もちろん連中の低レベルさを揶揄ってのこと。
>おや??? 中央値だの何だのと必死に弁解していたのが、少しはわかった
>か。つまり「マイナスをまたぐからといって、それが非科学って事にはなら
>ない」がFAでオケー?
ヨコだから黙ってみていたけれど、ここまでかさにかかって鯨研の低水準を
擁護するとなるとやり過ぎですな。
問題になっていたのは2006年12月のJARPA-II審理で、南極海ミナミミンク
クジラ10歳以上の死亡率が、マイナス%から10%以上という広い幅で
出てきてしまったという問題ね。
これを単に「統計ならよくありがちなこと」と一般論で正当化するという
のは現代の実証科学で通用する言い分ではありません。
あえて言えば、いろいろ手当り次第統計手段を使ってみて、適当にそれらしい
データを出したらあとは知らんぷりという、タヌキオヤジ世代の感覚です。
この死亡率推定というのは、もともとまともな結果を出すには、年間400頭
とか800頭ぐらいではサンプルが少なすぎる、少なくともその数十倍はサン
プルが必要なはずだと、1989/90年にウィリアム・デラマーレやジャス
ティン・クックという、当時IWCで統計学能力のもっとも優れた人たちが
指摘していた事柄です。
従って、誰もそれ以上問題を追及しなかったのですが、同種の問題が妊娠率
の統計でも出てきています。
森下さんなどは、妊娠率が非常に高いのは系群が健全な証拠だなどと、いまだ
に言っていますが、実はこの90%以上の妊娠率の幅の上のほうは、100%を
越える確率分布になっています。
これは生物学的には一度妊娠して早産した雌が、その年のうちにもう一度
妊娠するというケース以外あり得ないわけですが、はたしてそういうことが
起こりうるのかどうかというのは、確かめてみる価値があるのかもしれません。
これを実際やるかどうか、そういうことに特別に予算と資源を割くのに
あたいするほど妊娠率100%以上ケースというのが確からしいのか、という
ことを検討する必要があります。
そのためにはこの統計処理の性質を再検討する必要があります。
どういう論理的経路で年に2回妊娠という結論がデータから出てきたのか
という検討ですね。
本当は100%以内におさまっているのに、サンプル採取の数が足りず、
ランダムなばらつきとして一部の数値が正常の閾域を越えたというのが
第一番目の可能性。これなら2回妊娠の可能性を再調査する必要性は
限りなく少ないということになります。
第二の可能性は、やはり本来100%におさまっていたはずなのに、単なる
ランダムなばらつきのせいではなく、一定の自然的傾向のゆらぎが、
統計モデルの癖によって誇張されてあらわれたという可能性があります。
サンプル数、ランダムな誤差項、という統計一般の問題ではなく、この
特定の統計モデル固有の問題、というと解決法はまた異なってきます。
この点に注目して、ポール・ウェイドがグラフ上にプロットされた点の
分散の仕方を見てみないと何とも言えないが、という発言をしている
のだけれど、この個所、2006年12月のレポートでお気づきになりません
でしたか?
本当は、こういう指摘をされること自体、信じられないほどの低水準なの
ですがね。
今時のまともな研究者なら、不自然な推定結果が出たら、どういう原因が
ありそうかぐらい直ちに検討して、結論が出なかったらあり得る誤差の
原因として、少なくとも自然界のゆらぎ、統計モデルの側の構造問題という
二側面から検討して併記すべきなのです。
これをやっていなかったから、妊娠率が100%を越える部分のグラフが
すぐに出せなかったのだし、死亡率も0%以下の出方が、どういう性質の
ものだったのかを説明できなかったのです。
>おや??? 中央値だの何だのと必死に弁解していたのが、少しはわかった
>か。つまり「マイナスをまたぐからといって、それが非科学って事にはなら
>ない」がFAでオケー?
ヨコだから黙ってみていたけれど、ここまでかさにかかって鯨研の低水準を
擁護するとなるとやり過ぎですな。
問題になっていたのは2006年12月のJARPA-II審理で、南極海ミナミミンク
クジラ10歳以上の死亡率が、マイナス%から10%以上という広い幅で
出てきてしまったという問題ね。
これを単に「統計ならよくありがちなこと」と一般論で正当化するという
のは現代の実証科学で通用する言い分ではありません。
あえて言えば、いろいろ手当り次第統計手段を使ってみて、適当にそれらしい
データを出したらあとは知らんぷりという、タヌキオヤジ世代の感覚です。
この死亡率推定というのは、もともとまともな結果を出すには、年間400頭
とか800頭ぐらいではサンプルが少なすぎる、少なくともその数十倍はサン
プルが必要なはずだと、1989/90年にウィリアム・デラマーレやジャス
ティン・クックという、当時IWCで統計学能力のもっとも優れた人たちが
指摘していた事柄です。
従って、誰もそれ以上問題を追及しなかったのですが、同種の問題が妊娠率
の統計でも出てきています。
森下さんなどは、妊娠率が非常に高いのは系群が健全な証拠だなどと、いまだ
に言っていますが、実はこの90%以上の妊娠率の幅の上のほうは、100%を
越える確率分布になっています。
これは生物学的には一度妊娠して早産した雌が、その年のうちにもう一度
妊娠するというケース以外あり得ないわけですが、はたしてそういうことが
起こりうるのかどうかというのは、確かめてみる価値があるのかもしれません。
これを実際やるかどうか、そういうことに特別に予算と資源を割くのに
あたいするほど妊娠率100%以上ケースというのが確からしいのか、という
ことを検討する必要があります。
そのためにはこの統計処理の性質を再検討する必要があります。
どういう論理的経路で年に2回妊娠という結論がデータから出てきたのか
という検討ですね。
本当は100%以内におさまっているのに、サンプル採取の数が足りず、
ランダムなばらつきとして一部の数値が正常の閾域を越えたというのが
第一番目の可能性。これなら2回妊娠の可能性を再調査する必要性は
限りなく少ないということになります。
第二の可能性は、やはり本来100%におさまっていたはずなのに、単なる
ランダムなばらつきのせいではなく、一定の自然的傾向のゆらぎが、
統計モデルの癖によって誇張されてあらわれたという可能性があります。
サンプル数、ランダムな誤差項、という統計一般の問題ではなく、この
特定の統計モデル固有の問題、というと解決法はまた異なってきます。
この点に注目して、ポール・ウェイドがグラフ上にプロットされた点の
分散の仕方を見てみないと何とも言えないが、という発言をしている
のだけれど、この個所、2006年12月のレポートでお気づきになりません
でしたか?
本当は、こういう指摘をされること自体、信じられないほどの低水準なの
ですがね。
今時のまともな研究者なら、不自然な推定結果が出たら、どういう原因が
ありそうかぐらい直ちに検討して、結論が出なかったらあり得る誤差の
原因として、少なくとも自然界のゆらぎ、統計モデルの側の構造問題という
二側面から検討して併記すべきなのです。
これをやっていなかったから、妊娠率が100%を越える部分のグラフが
すぐに出せなかったのだし、死亡率も0%以下の出方が、どういう性質の
ものだったのかを説明できなかったのです。
これは メッセージ 33235 (corax_lupus さん)への返信です.
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