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マッコウの捕獲他

投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/08/17 19:56 投稿番号: [3282 / 62227]
・禁漁期
  1981年   南氷洋マッコウクジラの捕獲禁止(*モラトリアムの採択は1982年)
  1988年   日本はミンク鯨とマッコウ鯨の沿岸捕鯨を中止。(*ミンクは調査捕鯨として捕獲を継続。マッコウは打ち止め。)
  2000年   JARPNⅡ 北西太平洋鯨類捕獲調査にてニタリクジラ・マッコウクジラの捕獲調査開始

http://www.infosnow.ne.jp/~whale/w-history.htm
http://www.whaling.jp/history.html

  結構、ギリギリまでマッコウは捕られていたので、食べていた公算は大きいと思います。
  マッコウクジラも不思議なクジラで、乱獲されたはずなんです。
  アメリカが非常に熱心にマッコウを捕って、蝋燭に加工してイギリスへ輸出して。これでロンドンの夜が明るくなって犯罪が減ったなんていう逸話(都市伝説?)もあります。
  その割りには最近までアメリカ政府は全世界にマッコウは200万頭生息すると発表していました。WWFあたりの英語サイトでも資源豊富と書いていたと思います。最近チェックしていないので古い話だけれど。

  では、一体どれだけ増えるんだろうというのは、私もしらない。一種異様な気がする。
  商業捕鯨末期の頃にはマッコウクジラの巨大化の傾向が出ていたようです。当初は、余り20m級の大マッコウというのはいなかったのが、末期になると結構頻繁に見つかるようになったらしい。
  乱獲で生息数が減ると、一頭あたりの餌が豊富になる。餌を沢山食べるから大きくなりやすい。競争しないでも餌を食べられるから、歯の数も減ったなんて観察もある。
  早く体が大きくなるようになって、それにつれて成熟年齢も低下して、繁殖しやすくなるという循環がある。
  ミンククジラでこのメカニズムを証明した加藤秀弘氏が、マッコウでもこれを観察していて、本にまとめたのが「マッコウクジラの自然史」(平凡社)。非常にフランクな文体で爆笑しながらもキチンと生態がわかります。

・肉質
  歯鯨というのは魚や烏賊しか食べません。プランクトンは口の構造上食べられない。早く泳ぐか、深く潜るかして魚を追いかけて食べています。髭鯨というのはプランクトンも食べることができて、比較的浅いところにいて、それ程深く潜らない傾向がある。
  生態が違うので筋肉の色素の組成なども違ってきます。酸素を沢山蓄えておけないと深く潜れない。ですから、マッコウクジラ/ツチクジラ/ゴンドウ/イルカといった歯鯨とミンク/イワシ/ニタリという髭鯨では、もう見た目の肉の色から違っています。歯鯨って色が黒く見える。髭鯨は少し明るい赤い色。これは食べた時でも、臭みや硬さの違いがはっきりと出ます。普通、歯鯨は味付けの濃い料理で食べます。
  また、白い脂肪層の部分も成分が違っていて、歯鯨だとロウに成分が近い。昔なら歯鯨の鯨油は機械などの工業製品向けに利用されていました。マッコウなら当時最高の不凍油として利用できました。数も多かったから捕獲され続けたのはこの辺が理由でしょう。髭鯨の脂肪ならおいしいベーコンですね、食用油・マーガリンなどにも使われました。
  もっとも、和歌山の太地や静岡、岩手、青森あたりのイルカ漁盛んな土地だと、この歯鯨にこだわりがあるようです。
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