Re: 「WEDGE」谷口氏に捕鯨協会長中島氏が
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/03/20 20:59 投稿番号: [32775 / 62227]
stock ->stookの変換ミスがありましたね。
1973年IWC科学委員会報告42−43頁訳しておきます。
[(南半球)ミンククジラ]
(項目)16.
ドキュメントSC/25/9(大隅&正木論文)は南極ミンククジラの初期個体群サイズ
を29万9999頭と提示、推定最大持続生産高(MSY)を1万2230頭と推定している。
チャップマン(SC/25/32)はこの最大持続生産高があまりにも高すぎると考え、
他の鯨種からの類推にもとづき、5000頭がより合理的な推定値だと考えている。
大隅は、1972/73年に目視調査がカバーする範囲を改善しており、個体群サイズが
これにもとづいて合理的に改訂された、従ってチャップマンの推定は最終レポートに
照らしても低すぎると主張した。
ベスト教授その他は、全面的に目視データに基づいた個体群サイズの推定は、
暫定的なものと考えなければならない、特に単一シーズンの観察で1972年の推定
(15万頭以上)から根底的な改訂がなされたということを心に留めるならば
そうであると考えた。
科学委員会は両方のMSY推定が分別の難しい(critical )パラメータの仮定に
基づいており、どちらがより適切かを決める堅実な基盤はないと注記し、しかし
保守的なアプローチの重要性を強調した。
ストック(資源あるいは系統群)は最大持続可能生産を実現する水準を超える
余剰を持っていることは確からしい。この余剰の利用は、追加的な情報が得られる
までは、慎重に管理されるべきである。
目視データの妥当性に関する研究、および追加的な生物学的研究が可能な限り
早急に行われなければならない。
捕獲はいくつかの海域に配分し、一つ二つの海域で生息数が減耗しないように
すべきである。
[南極海以外での南半球ヒゲクジラ]
(項目)17.
科学委員会は南大西洋でソマリア共和国の旗の下に操業している「シエラSierra」号
の行動を注記し、彼らがヴァングステイン氏にマーキング活動の補助を申し出て
いることに留意した。
科学委員会は(IWC総会)議長に以下のことを示唆した。操業者と折衝し、彼らの
捕獲物の同定に関し、また提案されているマーキング作業について科学的助言を
得るよう強く促すべきこと、また捕獲数と捕鯨努力量のデータ提供について、(国際
捕鯨統計)事務所との協調を持続すべきことを強く促すこと、である。
____________________________
SC/25/9: Seiji Ohsumi and Iasuaki Masaki,STATUS OF WHALE STOCKS
IN THE ANTARCTIC, 1972/73
SC/25/32: D G Chapman, MAXIMUM SUSTAINABLE YIELD OF MINKE WHALES
IN THE ANTARCTIC
____________________________
訳注:ヴァングステイン氏(Mr Vangstein)というのは、IWCとは別の、ノルウェーにある
国際捕鯨統計事務所(Bureau of International Whaling Statistics)の所長で、
会議に出席していませんが、ノルウェーの政府代表がヴァングスティン氏の声明書をIWC
本会議に提出し、1974年発行の第24回年次報告に付帯文書IIIとして公表されています。
1973年IWC科学委員会報告42−43頁訳しておきます。
[(南半球)ミンククジラ]
(項目)16.
ドキュメントSC/25/9(大隅&正木論文)は南極ミンククジラの初期個体群サイズ
を29万9999頭と提示、推定最大持続生産高(MSY)を1万2230頭と推定している。
チャップマン(SC/25/32)はこの最大持続生産高があまりにも高すぎると考え、
他の鯨種からの類推にもとづき、5000頭がより合理的な推定値だと考えている。
大隅は、1972/73年に目視調査がカバーする範囲を改善しており、個体群サイズが
これにもとづいて合理的に改訂された、従ってチャップマンの推定は最終レポートに
照らしても低すぎると主張した。
ベスト教授その他は、全面的に目視データに基づいた個体群サイズの推定は、
暫定的なものと考えなければならない、特に単一シーズンの観察で1972年の推定
(15万頭以上)から根底的な改訂がなされたということを心に留めるならば
そうであると考えた。
科学委員会は両方のMSY推定が分別の難しい(critical )パラメータの仮定に
基づいており、どちらがより適切かを決める堅実な基盤はないと注記し、しかし
保守的なアプローチの重要性を強調した。
ストック(資源あるいは系統群)は最大持続可能生産を実現する水準を超える
余剰を持っていることは確からしい。この余剰の利用は、追加的な情報が得られる
までは、慎重に管理されるべきである。
目視データの妥当性に関する研究、および追加的な生物学的研究が可能な限り
早急に行われなければならない。
捕獲はいくつかの海域に配分し、一つ二つの海域で生息数が減耗しないように
すべきである。
[南極海以外での南半球ヒゲクジラ]
(項目)17.
科学委員会は南大西洋でソマリア共和国の旗の下に操業している「シエラSierra」号
の行動を注記し、彼らがヴァングステイン氏にマーキング活動の補助を申し出て
いることに留意した。
科学委員会は(IWC総会)議長に以下のことを示唆した。操業者と折衝し、彼らの
捕獲物の同定に関し、また提案されているマーキング作業について科学的助言を
得るよう強く促すべきこと、また捕獲数と捕鯨努力量のデータ提供について、(国際
捕鯨統計)事務所との協調を持続すべきことを強く促すこと、である。
____________________________
SC/25/9: Seiji Ohsumi and Iasuaki Masaki,STATUS OF WHALE STOCKS
IN THE ANTARCTIC, 1972/73
SC/25/32: D G Chapman, MAXIMUM SUSTAINABLE YIELD OF MINKE WHALES
IN THE ANTARCTIC
____________________________
訳注:ヴァングステイン氏(Mr Vangstein)というのは、IWCとは別の、ノルウェーにある
国際捕鯨統計事務所(Bureau of International Whaling Statistics)の所長で、
会議に出席していませんが、ノルウェーの政府代表がヴァングスティン氏の声明書をIWC
本会議に提出し、1974年発行の第24回年次報告に付帯文書IIIとして公表されています。
これは メッセージ 32771 (aplzsia さん)への返信です.
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