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天然資源は何故使えるのか2

投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/08/15 13:25 投稿番号: [3148 / 62227]
2.天然生物資源の特徴
  天然資源が増えるとして、それではどうやって利用するのかという考え方について。
  最大持続生産量(MSY)という概念があります。
  人間がある生物を資源利用=捕獲する以前であれば、何らかの環境の変化がない限り生息数はほぼ一定で変わらない。この状況を初期資源としています。
  ここでは生まれてくる個体と死んでいく個体が概ね釣り合っている状況です。
  その時点の環境が許容する特定の生物の生息数が最大限であるという事で「環境収容量」という言葉もあります。その時点の環境で飽和状態に達しているわけです。
  この状態で、人間がその生物を一定数捕獲するとどうなるか。
  一定数捕獲したのですから、当然初期資源からは減少します。
  減少した生息数がそのままで減った状態のままであるなら、実は天然生物資源は利用できません。天然の鉱物資源などでは採掘して利用したら減少して、これは減少したままです。
  生物資源の場合では一定数捕獲しても、回復する力が働きます。
  回復する力というのは、面白いもので一定数捕獲すると、通常生まれている数と通常の死んでいる数のバランスが変わります。
  生まれて来る個体の方が多くなることが知られています。
  個体が減って一個体あたりの餌の量が増える、成長しやすくなって、早くから生殖に参加するようになる。群れの個体が減ってストレスも減る。こうした事情が発生します。
  では、どの程度捕ると増えて、どの程度増えるのか。限度なしに捕りまくることができるのか。
  IWCでは初期資源の60%まで減らした状態がもっとも増える状態であるとしています。この状態を確保すると資源の生産量が最大になるということです。これを最大持続生産量(MSY)という言い方をしています。
  (資源の分類)
  IWCでは鯨類の資源状況を3分類しています
①初期管理資源
  資源量が捕獲開始以前の72%以上の資源。捕獲限度量はMSYの90%。
②維持管理資源
  資源量が捕獲以前の54%〜72%までの資源。捕獲限度量は0からMSYの90%。
③保護資源
  資源量が捕獲以前の54%以下になった資源。 捕獲は許されない。

  ”鯨族が捕獲を適当に取り締まれば繁殖が可能であること及び鯨族が繁殖すればこの天然資源をそこなわないで捕獲できる鯨の数を増加することができる。”を実現する為の基本はここにあります。
  これを更に具体化した捕獲管理方式にRMPというものがあり、現実の資源に沿った捕鯨を行うためにフェーズアウト・ルールが設定されています。

http://luna.pos.to/whale/jpn_zat_catch.html
http://luna.pos.to/whale/jpn_zat_manage.html
http://www.infosnow.ne.jp/~whale/part2.htm
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