さあ!諸君!捕鯨問題だ!

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現状を変えるために

投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/07/26 21:44 投稿番号: [2419 / 62227]
1.何故鯨を捕るのか。
(1)捕鯨を行う目的とは何か。
①現代においては食用としての目的。
  捕鯨が鯨油という極めて経済的に有利な商品をもたらす資源として扱われてきた時代は長かった。欧米の捕鯨の多くはそうした目的であったし、日本においてさえも古式捕鯨の端緒において鯨油は農薬や灯油として鯨油は主要な産物とみなされてきた。近代ではマーガリンや爆薬の原材料としての鯨油は戦後しばらくの間までは、非常に貴重な戦略資源であった。
  しかし、石油化学産業の発展によりこうした鯨油目的の捕鯨は意味がなくなった。南氷洋において捕鯨から撤退していった米・英・独といった現在の反捕鯨国においては、鯨油の需要がなくなったから撤退したということだ。
  現在の捕鯨国において、捕鯨は食料確保の為に行われる。
  アメリカ、ロシア、カナダ、ノルウエー、デンマーク、アイスランド、インドネシア、フィリピン、インドネシア、セントビンセント、そして日本。−大型の鯨類を捕獲している国々である。
  現代の欧米先進国において鯨無しで生活できない訳がなく、今行われている鯨肉の食用利用はあくまで文化・風習としての鯨肉食であることは認識されるべきだろう。生存捕鯨などは幻想に過ぎない。
②生態系の保護としての捕鯨
  環境を保護する、今そこにある生態系を保護して後世の人間に伝えていくこと。
  これには誰も反対しないだろう。それではいつの時点のどこの環境を後世に残していくのか。
  幕末には日本近海でアメリカの乱獲により資源の減少が起きて日本の古式捕鯨は衰退している。1920年代末には南氷洋では乱獲が始まっている。
  人間の活動エリアが拡大するに従って、人間は環境に影響を与えてきた。その影響は様々な形で現われている。
  100年間なら南氷洋に20万頭生息したシロナガスクジラは、現在では700頭程度だ。その反面では8万頭に過ぎなかったクロミンククジラは実質上100万頭近くまで増えた。南極に生息するペンギンやアザラシも増加していることが調査で判明している。
  室町時代の末期なら日本の海岸沿いを回遊するセミクジラやザトウクジラを、小さな手漕ぎ船で追いかけることができた。現代ではセミクジラを見かけることは非常に稀な出来事だ。それでいて三陸沖では漁船の魚網に寄ってくるミンククジラやイワシクジラ等が人間と魚を巡って競合している。
  生態系を保護する。後世に生物の多様性を残していく。
  そのために必要なのは歪んでしまった現在の環境を放置することではない。必要なのは人間の生存が確保される、再生産可能な生態系を確保することだ。
  100年前の海洋と現代の海洋の生態系は異なっている。特に商業捕鯨のモラトリアムは資源の豊富な鯨まで一括して規制したから、減少した鯨の保護という面ではかえって悪影響をもたらしている。
  弱って数が減った鯨類を保護して、むしろ生態系の上では競合する数の多い鯨種をある程度間引くという思想が正しいあり方だったのだろう。
  商業捕鯨のモラトリアムは決してシロナガスクジラの救済にはつながらなかった。シロナガスクジラ自体はモラトリアム以前に禁漁されて保護されていたから、資源豊富な競合するクジラまで禁漁にしたモラトリアムは鯨類の保護プログラムとしては失敗だったという結論が既に出ている。
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