生存捕鯨という幻想
投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/07/06 22:13 投稿番号: [2413 / 62227]
コククジラというのは太平洋で日本側とアメリカ側の二系統に別れて生存している。大西洋では絶滅したとされている。
かつての乱獲期においてコククジラは乱獲されたが、現在ではアメリカ側の系統は2万6千頭程度と初期資源を回復したとされている。
ロシア人はこの系統のコククジラをIWCの生存捕鯨枠を利用しているが、アメリカでは現在捕獲されていない。アメリカの原住民はコククジラの捕獲を希望しているが、裁判で認められていない。
ホッキョククジラというのはセミクジラ科の北極固有種。北半球の限られた海域にしか生息しない。
かつて、イギリスやオランダなどの乱獲で非常に資源が痛められた経緯がある。
動力付の船も、捕鯨砲も無い時代の捕鯨では真っ先に捕まえられた鯨種だ。遅い船でも追いつけて、死んだ後で浮いてくれるセミクジラは捕らえるのが楽な上に、脂肪が多いのだから鯨油目的の捕鯨には、おあつらえ向きだった。捕らえるのが楽だったから、当然、原住民も利用していた。
一時期、絶滅が危惧されるまで落ち込んだようだが、現在は回復傾向で8千頭以上というレベルまで戻ってきている。現在でも、アメリカ・カナダ・ロシアで原住民の捕獲対象になっている。エスキモーの食料として利用されているが、しかし、8千頭というレベル自体は決して豊富な生物資源という絶対値ではないだろう。
「海の哺乳類FAO種同定ガイド」のホッキョククジラの項によると下記のようにある。
”数世紀にわたって激しく捕獲された。今日では国際捕鯨委員会(IWC)によって部分的に保護されている。現在残されている個体群はいずれもアラスカ、カナダ、ロシアの原住民による小規模捕鯨により今も脅威にさらされている。”
ロシアの原住民達はコククジラやシロイルカなども利用しているから、ホッキョククジラが彼らの全てではない。
アラスカでもイルカなども利用されているから、ホッキョククジラが彼らの食料の全てであるというのは間違いになる。それこそ資源的にはコククジラの利用でさえ可能だろう。
生きるために捕鯨が必要だとするなら、資源豊かな鯨種を使えばいいだろう。
日本がシロナガスでも、ナガスでもなく、ミンクなりイワシ/ニタリの捕鯨を行うように。
これは メッセージ 2411 (kujira77777 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa_1/2413.html