人間の話ではないので2
投稿者: ts657738 投稿日時: 2004/05/04 22:49 投稿番号: [2297 / 62227]
本来、鯨類が生活するのに好都合な場所がある。そこから自然状況とは一切無関係に人間が勝手に一部の鯨類だけを捕獲する。
残されたものは、鯨類の生活に都合のいい環境と捕獲されなかった鯨類。鯨類とその環境を共有していた生物たち。
そこで何が起きたのか。
人間が捕獲しなければ、後はそのエリア生物の増加を妨げる一切の原因はありません。工業化と無縁の場所ですから公害その他の影響は少ないのです。
ここで、捕っても増える/減ったら休漁するメカニズムが働きます。
クロミンクの場合はクロミンク自体が減ることは無かったのですが、周囲にいた大型鯨類がいなくなった。これでクロミンクの環境が非常に良好になったわけです。
一個体あたりの栄養状態がよくなり、体型が大きくなる、早く大きくなれる。これで成熟年齢が低下するわけです。繁殖し易い環境におかれたクロミンククジラには、人間の捕獲圧力がかからない。汚染もない。だから増えるわけです。天然生物資源の当然のメカニズムが当然に働くわけです。“減るべき原因が全く見つからない”でいて、サンプル調査をすると年齢構成が数年の間で若返っている。
成熟年齢低下というのは全体のメカニズムの一過程なんです。
http://eco.goo.ne.jp/magazine/files/lesson/nov01-3.html
クジラの耳垢から年齢と生活の履歴を推定、性成熟の弱齢化がおきていた
加藤秀弘(独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所鯨類生態研究室室長)
>1940〜50年代の初めには12歳前後だったメスの性成熟年齢は、70年代前半には7〜8歳になり、子どもを出産できるメスの数も必然的に増加します。一方、鯨が減少する要因となる歴史的な自然死亡率の増加が想定できないため、私達はミンククジラの頭数は歴史的に増加したと考え、1980年頃からIWC科学委員会で、この考え方を主張していきました。ミンククジラの頭数が増えていることは、管理方式にも影響を与えまた捕獲枠増加につながるため、私達の性成熟年齢の若歳化説には頑強に反対する意見も当然ありました。
「クジラの生態」笠松不二男(恒星社厚生閣)から引用。
>既によく知られているように、開発以前あるいは開発初期の優占種であった大型のヒゲクジラ(シロナガルクジラやナガスクジラ)は今世紀はじめから南極海で捕獲が開始され、約20〜30年の間に資源は急減した。この急激な大型ヒゲクジラの減少は、ナンキョクオキアミへの摂食圧力を減少させ、見かけ上の餌資源の余剰が生じたと考えられている(Laws,1977;Bedding and May,1982)、ナンキョクオキアミを中心とした動物プランクトン資源と空いた摂食域の隙間に、それまで従属種として大型ヒゲクジラが利用していなかった餌や空間をほそぼそと利用していたミンククジラが、これらの食位置や空間を次第に占拠して、その強い再生産率(ミンククジラはほぼ年に1回出産するが、シロナガスクジラやナガスクジラでは2〜3年に1回の出産)とも相まって、1930〜40年代より増加を始め(Sakuramoto and Tanaka,1985;Laws,1985)、その結果、現在の特異な食位置を獲得したと考えられる。
残されたものは、鯨類の生活に都合のいい環境と捕獲されなかった鯨類。鯨類とその環境を共有していた生物たち。
そこで何が起きたのか。
人間が捕獲しなければ、後はそのエリア生物の増加を妨げる一切の原因はありません。工業化と無縁の場所ですから公害その他の影響は少ないのです。
ここで、捕っても増える/減ったら休漁するメカニズムが働きます。
クロミンクの場合はクロミンク自体が減ることは無かったのですが、周囲にいた大型鯨類がいなくなった。これでクロミンクの環境が非常に良好になったわけです。
一個体あたりの栄養状態がよくなり、体型が大きくなる、早く大きくなれる。これで成熟年齢が低下するわけです。繁殖し易い環境におかれたクロミンククジラには、人間の捕獲圧力がかからない。汚染もない。だから増えるわけです。天然生物資源の当然のメカニズムが当然に働くわけです。“減るべき原因が全く見つからない”でいて、サンプル調査をすると年齢構成が数年の間で若返っている。
成熟年齢低下というのは全体のメカニズムの一過程なんです。
http://eco.goo.ne.jp/magazine/files/lesson/nov01-3.html
クジラの耳垢から年齢と生活の履歴を推定、性成熟の弱齢化がおきていた
加藤秀弘(独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所鯨類生態研究室室長)
>1940〜50年代の初めには12歳前後だったメスの性成熟年齢は、70年代前半には7〜8歳になり、子どもを出産できるメスの数も必然的に増加します。一方、鯨が減少する要因となる歴史的な自然死亡率の増加が想定できないため、私達はミンククジラの頭数は歴史的に増加したと考え、1980年頃からIWC科学委員会で、この考え方を主張していきました。ミンククジラの頭数が増えていることは、管理方式にも影響を与えまた捕獲枠増加につながるため、私達の性成熟年齢の若歳化説には頑強に反対する意見も当然ありました。
「クジラの生態」笠松不二男(恒星社厚生閣)から引用。
>既によく知られているように、開発以前あるいは開発初期の優占種であった大型のヒゲクジラ(シロナガルクジラやナガスクジラ)は今世紀はじめから南極海で捕獲が開始され、約20〜30年の間に資源は急減した。この急激な大型ヒゲクジラの減少は、ナンキョクオキアミへの摂食圧力を減少させ、見かけ上の餌資源の余剰が生じたと考えられている(Laws,1977;Bedding and May,1982)、ナンキョクオキアミを中心とした動物プランクトン資源と空いた摂食域の隙間に、それまで従属種として大型ヒゲクジラが利用していなかった餌や空間をほそぼそと利用していたミンククジラが、これらの食位置や空間を次第に占拠して、その強い再生産率(ミンククジラはほぼ年に1回出産するが、シロナガスクジラやナガスクジラでは2〜3年に1回の出産)とも相まって、1930〜40年代より増加を始め(Sakuramoto and Tanaka,1985;Laws,1985)、その結果、現在の特異な食位置を獲得したと考えられる。
これは メッセージ 2296 (ts657738 さん)への返信です.
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