日本がいう「脱退」の意味と歴史②
投稿者: kujira77777 投稿日時: 2007/08/14 09:25 投稿番号: [20101 / 62227]
「脱退を示唆」の本気度を伺う
「脱退を示唆」について、日本政府代表団の記者会見でどのようなニュアンスで語られたかを確かめてみよう。
「クジラのことなら何でも分かる!鯨ポータル・サイト」の、5月31日(木)日本政府代表団による記者会見要約テキスト「全日程を終えて」には、森下代表代理(水産庁国際課交渉官)が記者と以下のようにやり取りしたと録音起こしが掲載されている。
質問:IWC会議の中で,脱退の可能性について言及するのは、はじめてのことか?
森下:今まで何度もある。先ほど、「今回はどれだけ本気なのか?」と,外国報道機関からも聞かれたが、忍耐にも限界があると答えた。
このテキストの元になっているのは、「日本政府代表団による記者会見映像 全日程を終えて」の、2分50秒から3分31秒にかけてなのだが、当該部分のニュアンスは、上記のテキストとはやや違う。読みにくいが、ほとんどそのまま書き起こしてみよう。
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記者:こうした形で脱退の可能性について言及されたことっていうのは、総会では初めてですか?
森下:何回もあります。10年くらい前から言ってます。確か。
島さんの時代から言及があったと思います。私の覚えている限りでは。
先ほどあの、オーストラリアの英字の記者が、だから…だったのかな、誰か忘れましたけど、いままで10年が、なんか、言ってた、こういう話しを聞いたけど、今回どれぐらい本気なのか、違うのか。なんでいま突然 言いだしてというか、どれくらい本気の度合いが違ったのか?という質問があって、
私は、「忍耐っていうのはどこに…どこでも限界はございます」と答えたんですね。彼らからすると「またbluffか」ってことを言おうとしたんだと思いますけど。
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森下代表代理の言葉を素直に受け取れば、「忍耐というのは、そのたびに限界を迎えるものだ(いつでも「我慢はここまで、これが限界だ」と思われるものだ。前もそうだったし、今回もそうである)」と解釈するのがより自然だろう。また、前後の森本代表や中前代表代理のもってまわったわかりにくい説明からも、明確な「脱退も辞さず」という態度表明であるとは受け取りにくい。なにしろ10分42秒の記者会見動画のなかで、森本代表、中前代表代理、森下代表代理ともに、一回も「脱退」という言葉を使っていない。すべて「そういう」「そういった」で代用している。
産経新聞が見出しに取りだしたような、「忍耐もはや限界」「脱退も辞せず」という強い印象は、ない。
では、この「示唆された脱退の可能性」はその後どうなったか。
「脱退を示唆」について、日本政府代表団の記者会見でどのようなニュアンスで語られたかを確かめてみよう。
「クジラのことなら何でも分かる!鯨ポータル・サイト」の、5月31日(木)日本政府代表団による記者会見要約テキスト「全日程を終えて」には、森下代表代理(水産庁国際課交渉官)が記者と以下のようにやり取りしたと録音起こしが掲載されている。
質問:IWC会議の中で,脱退の可能性について言及するのは、はじめてのことか?
森下:今まで何度もある。先ほど、「今回はどれだけ本気なのか?」と,外国報道機関からも聞かれたが、忍耐にも限界があると答えた。
このテキストの元になっているのは、「日本政府代表団による記者会見映像 全日程を終えて」の、2分50秒から3分31秒にかけてなのだが、当該部分のニュアンスは、上記のテキストとはやや違う。読みにくいが、ほとんどそのまま書き起こしてみよう。
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記者:こうした形で脱退の可能性について言及されたことっていうのは、総会では初めてですか?
森下:何回もあります。10年くらい前から言ってます。確か。
島さんの時代から言及があったと思います。私の覚えている限りでは。
先ほどあの、オーストラリアの英字の記者が、だから…だったのかな、誰か忘れましたけど、いままで10年が、なんか、言ってた、こういう話しを聞いたけど、今回どれぐらい本気なのか、違うのか。なんでいま突然 言いだしてというか、どれくらい本気の度合いが違ったのか?という質問があって、
私は、「忍耐っていうのはどこに…どこでも限界はございます」と答えたんですね。彼らからすると「またbluffか」ってことを言おうとしたんだと思いますけど。
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森下代表代理の言葉を素直に受け取れば、「忍耐というのは、そのたびに限界を迎えるものだ(いつでも「我慢はここまで、これが限界だ」と思われるものだ。前もそうだったし、今回もそうである)」と解釈するのがより自然だろう。また、前後の森本代表や中前代表代理のもってまわったわかりにくい説明からも、明確な「脱退も辞さず」という態度表明であるとは受け取りにくい。なにしろ10分42秒の記者会見動画のなかで、森本代表、中前代表代理、森下代表代理ともに、一回も「脱退」という言葉を使っていない。すべて「そういう」「そういった」で代用している。
産経新聞が見出しに取りだしたような、「忍耐もはや限界」「脱退も辞せず」という強い印象は、ない。
では、この「示唆された脱退の可能性」はその後どうなったか。
これは メッセージ 20099 (kujira77777 さん)への返信です.
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