商業捕鯨再開へ 仙台市で自治体サミット
投稿者: jaway 投稿日時: 2003/05/24 21:56 投稿番号: [1976 / 62227]
[フォローアップ]商業捕鯨再開へ気勢
仙台市で全国自治体サミット
/宮城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030524-00000002-mai-l04
◇「クジラの町」の期待受け−−26日に仙台市で全国自治体サミット
17年ぶりの水揚げにハマが沸いた。先月上旬から今月初めにかけ、牡鹿町の鮎川港を基地にして行われたミンククジラの調査捕鯨。三陸沖で捕獲した50頭のクジラは、地元には古き良き時代の思い出の味をもたらし、自治体には商業捕鯨再開の根拠として使えるデータを提供した。全国28自治体が参加する「地域社会と鯨に関する全国自治体サミット」(仙台市)の開催も26日に迫り、関係者の期待は高まっている。【高橋昌紀】
●売り切れたショウガ
「ショウガを売ってちょうだい」
4月18日、牡鹿町の鮎川港。週2回は行商に訪れるという石巻市の男性(48)は、初めての出来事に驚いた。野菜や日用品を積んだトラックに駆け寄ってきた主婦たちの注文は、まったく同じものだった。
10個足らずのショウガはあっという間に品切れ。「ミンククジラの水揚げがあったと知り、合点がいきました。刺し身には欠かせないから」。買いそびれた老婦人の、残念そうな表情が印象的だった。「冷凍保存せずに、その日のうちに食べたかったのでしょう。鮎川はクジラの町だと痛感しましたよ」
●伝統の味、再び
調査捕鯨で揚がったクジラは、決められたいくつかのルートで消費される。牡鹿町には地元枠としてミンククジラ4頭分、約4・8トンが割り当てられた。1キロ当たり2300〜2800円で、市価の半値以下。1世帯2キロを限度に売られた。
生肉のため、鮎川港での受け取りが原則。それでも、クジラを求める人の長蛇の列ができ、産業観光課の木村健太郎主事は「盆暮れに出る冷凍ものと違い、保存が利かない。離島の高齢者など移動手段のない人には涙をのんでもらった」と残念がった。
町内では、七つの小中学校が水揚げしたクジラの見学会を計画するなど、「牡鹿と捕鯨の密接な結びつきを、改めて思い起こした数週間」だった。
●商業捕鯨へ後押し
こうした地元の期待を後押しするデータを、調査捕鯨を実施した水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡市)は、26日の全国自治体サミットで発表する。
同研究所鯨類生態研究室によると、4月8〜28日に三陸沖で行った目視調査では180群184頭のミンククジラを確認。沿岸部で回遊していることも分かり、同研究室の加藤秀弘室長(51)は「商業捕鯨を再開できる、十分な資源量を確認できた」と自信をみせる。
サミットでは、データを踏まえ、宮城県をはじめ山口県、同県下関市、北海道釧路市など参加自治体による商業捕鯨再開に向けた宣言を採択。6月16日からベルリンで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)総会に政府代表団の一員として出席する浅野史郎知事に宣言文を託す。政府と関係自治体が一体となって国際社会にアピールしようとの狙いが込もる。
●クジラへの思い
全国自治体サミットまで、あと2日。IWC総会の本会議まで、あと20日余り。鮎川港の岸壁の近くで、先代から70年にわたって工芸品店を営む千々松行隆さん(75)は多くの思いを代弁するように、つぶやいた。
「鮎川の高齢化と過疎化が進んでいる。私も、あと5年ぐらいが限界。クジラがハマにあふれる光景を再び見たい」
………………………………………………………………………………………………………
◇ミンククジラの調査捕鯨
水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡)と日本鯨類研究所(東京)が、02年から始めた。期間は6年。クジラの回遊ルートに近い北海道釧路市と牡鹿町が、1年交代で調査船の基地となる。商業捕鯨再開に向けた資源量の確認、クジラの補食による沿岸漁業への影響などを調べる。牡鹿町を基地にした調査は4月10日〜5月2日、同町鮎川港から半径約50〜80キロの三陸沖で行われた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030524-00000002-mai-l04
◇「クジラの町」の期待受け−−26日に仙台市で全国自治体サミット
17年ぶりの水揚げにハマが沸いた。先月上旬から今月初めにかけ、牡鹿町の鮎川港を基地にして行われたミンククジラの調査捕鯨。三陸沖で捕獲した50頭のクジラは、地元には古き良き時代の思い出の味をもたらし、自治体には商業捕鯨再開の根拠として使えるデータを提供した。全国28自治体が参加する「地域社会と鯨に関する全国自治体サミット」(仙台市)の開催も26日に迫り、関係者の期待は高まっている。【高橋昌紀】
●売り切れたショウガ
「ショウガを売ってちょうだい」
4月18日、牡鹿町の鮎川港。週2回は行商に訪れるという石巻市の男性(48)は、初めての出来事に驚いた。野菜や日用品を積んだトラックに駆け寄ってきた主婦たちの注文は、まったく同じものだった。
10個足らずのショウガはあっという間に品切れ。「ミンククジラの水揚げがあったと知り、合点がいきました。刺し身には欠かせないから」。買いそびれた老婦人の、残念そうな表情が印象的だった。「冷凍保存せずに、その日のうちに食べたかったのでしょう。鮎川はクジラの町だと痛感しましたよ」
●伝統の味、再び
調査捕鯨で揚がったクジラは、決められたいくつかのルートで消費される。牡鹿町には地元枠としてミンククジラ4頭分、約4・8トンが割り当てられた。1キロ当たり2300〜2800円で、市価の半値以下。1世帯2キロを限度に売られた。
生肉のため、鮎川港での受け取りが原則。それでも、クジラを求める人の長蛇の列ができ、産業観光課の木村健太郎主事は「盆暮れに出る冷凍ものと違い、保存が利かない。離島の高齢者など移動手段のない人には涙をのんでもらった」と残念がった。
町内では、七つの小中学校が水揚げしたクジラの見学会を計画するなど、「牡鹿と捕鯨の密接な結びつきを、改めて思い起こした数週間」だった。
●商業捕鯨へ後押し
こうした地元の期待を後押しするデータを、調査捕鯨を実施した水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡市)は、26日の全国自治体サミットで発表する。
同研究所鯨類生態研究室によると、4月8〜28日に三陸沖で行った目視調査では180群184頭のミンククジラを確認。沿岸部で回遊していることも分かり、同研究室の加藤秀弘室長(51)は「商業捕鯨を再開できる、十分な資源量を確認できた」と自信をみせる。
サミットでは、データを踏まえ、宮城県をはじめ山口県、同県下関市、北海道釧路市など参加自治体による商業捕鯨再開に向けた宣言を採択。6月16日からベルリンで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)総会に政府代表団の一員として出席する浅野史郎知事に宣言文を託す。政府と関係自治体が一体となって国際社会にアピールしようとの狙いが込もる。
●クジラへの思い
全国自治体サミットまで、あと2日。IWC総会の本会議まで、あと20日余り。鮎川港の岸壁の近くで、先代から70年にわたって工芸品店を営む千々松行隆さん(75)は多くの思いを代弁するように、つぶやいた。
「鮎川の高齢化と過疎化が進んでいる。私も、あと5年ぐらいが限界。クジラがハマにあふれる光景を再び見たい」
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◇ミンククジラの調査捕鯨
水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡)と日本鯨類研究所(東京)が、02年から始めた。期間は6年。クジラの回遊ルートに近い北海道釧路市と牡鹿町が、1年交代で調査船の基地となる。商業捕鯨再開に向けた資源量の確認、クジラの補食による沿岸漁業への影響などを調べる。牡鹿町を基地にした調査は4月10日〜5月2日、同町鮎川港から半径約50〜80キロの三陸沖で行われた。
これは メッセージ 1 (whale_ac さん)への返信です.
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