IWCはどこへ行くのか
投稿者: crawlingchaos_g 投稿日時: 2007/06/27 23:03 投稿番号: [19217 / 62227]
日刊水産経済新聞に上記タイトルで10回にわたって連載がありました。
http://www.suikei.co.jp/newsfile/NFindex.htmようやく、書き起こせましたので貼っておきます。
≪アラスカ「捕獲枠」が至上命題だった米国≫
第59回IWC(国際捕鯨委員会)アンカレジ年次会合での焦点は、5年前の下関会合から決まっていた。
すなわち、下関会合で日本が、アラスカの先住民捕鯨に対する捕獲枠に反対、捕獲枠が出ないという事態になったその時からだ。
下関で日本は、先住民捕鯨捕獲枠の必要性に理解を示しながらも、日本の沿岸小型捕鯨に対して理解を示さない米国に対して、「先住民の取り扱いに公平でない」と先住民捕鯨に対する捕獲枠発給に反対した。
前代未聞の事態に、米国は慌てた。
下関会合の会期中には、捕獲枠をほんの少し削った代替案を提出したが、これも日本などに反対された。
結局、会期中には捕獲枠は可決しなかった。紆(う)余曲折を経てその秋、英国・ケンブリッジで行われた特別会合で、当初の米国の要求通りの捕獲枠が認められたが、捕獲枠の有効期限は5年。2007年には再度見直しが必要だったからだ。
米国は5年後の捕獲枠見直しを、最大の懸案として取り組んできた。05年の蔚山会合では07年の年次会合開催地として立候補。
捕獲枠見直しの年に合わせ、先住民捕鯨に対する各国の理解を最大限に引き出そうとした。
昨年のセントキッツ会合では、退任するデンマークのフィッシャー議長の後任に、米国代表であるビル・ホガース氏が議長に就任。
議事運営上も、問題が起きないような体制を確保した。さらに、日本に非公式に積極的に接触。
ホガース議長や地元選出の有力上院議員であるテッド・スティーブンス氏が日本に対し、アラスカ向け捕獲枠発給をブロツクしないように求めてきていた。
どうしてもアラスカ・エスキモーに先住民捕獲枠を確保しないわけにはいかない。
アンカレジ会合に議長として開会式に登壇したホガース氏は、顔を紅潮させ、発言も緊張で口がよく回らない様子だった。
ホスト国側としてあいさつした米国関係者も、すべてが先住民にとって捕鯨がいかに大切なのかを訴えることに腐心していた。
しかし、アンカレジ会合を前に日本は、科学的根拠のある捕獲枠であれば、発給に関するコンセンサスはブロックしないとの対処方針を決め、米国にも伝えていた。
米国は、日本の方針を額面通り受け取っていれば、ここまで神経質になる必要もなかった。
これは メッセージ 1 (whale_ac さん)への返信です.
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