Re: 嘘つきと呼ばれても致し方ありません
投稿者: aguatibiapy 投稿日時: 2006/08/07 04:10 投稿番号: [13779 / 62227]
「食用需要が存在していた日本と欧米が全く異なるのは当然」などと強弁する向きがあるが、小松発言のこの部分には食用需要の有無については何も言っていない。
日本と欧米が異なるのは「脂皮(クジラノカワ)から鯨油だけを取り、残り80%に及ぶ鯨体を海洋に投棄した」ことだと言っている。
南極の初期(戦前)には日本は略これと同じことをした。
すなわち鯨油だけを取り残りを投棄したのだ。
その点は何度も議論され同意されている。
そしてそれは生半可な数量では無い。
多分ヤンキー捕鯨が数十年かかって獲った数量(バイオマス)を事実上、僅か4年で獲ったのだ。つまり南極捕鯨の初期は日本と欧米との間に何の差も無い。
「それがどうした」では済まないこの発言の重大な疵である。
南極捕鯨について言及していないとする説があるが、それは詭弁である。
同発言の問題の部分には沿岸捕鯨と母船式捕鯨の二つが欧米と異なるものとして挙げてある。
しかも母船式の最終形態として南極について触れている。
南極捕鯨が除外されていると考える理由は無い。
次に「(英国、ノルウェイが脂皮(クジラノカワ)から鯨油だけを取り、残り80%に及ぶ鯨体を海洋に投棄した」との一節は事実と違う。
脂皮だけから油を取り後を未処理で投棄することは、1937年の捕鯨協定では禁止されている。
骨や肉からも脂を絞るよう要求されているのだ。
そしてそれは励行されていたと見られる多くの理由がある。
寧ろ日本だけが戦前にはこの協定に加わらずしたい放題をした模様だ。
欧米の陸上基地が屠体の全利用に励んでいたことは既に述べた通りである。
つまり発言の問題の部分の内で重要な位置を占める、欧米のクジラの利用状況についての一節は極めて不正確であり、彼のような専門家の発言としては殆ど無価値である。
全体として彼は使い古されて襤褸の出た「日本は丸ごと利用の棄てるものなし。
欧米は油だけ取って後は棄てる」との決まり文句を臆面も無く使っただけである。
しかし、要すれば日本も欧米も、需要、採算、設備能力など経済的な要素だけを基にして行動しているのであり基本的には同じだ。
あいつは俺と違うと喚くのは真っ赤な嘘だ。
然し前にも書いたが、あの人物のあの程度の発言の逐語解釈をするなど、愚かなことだ。
彼を有頂天にさせるだけだ。
この辺で止める事にする。
これは メッセージ 13765 (nobu_ichi95 さん)への返信です.
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