北海道新聞9月2日
投稿者: tom44 投稿日時: 2000/09/03 10:09 投稿番号: [1255 / 62227]
日米クジラ摩擦(9月2日)
玄界灘に浮かぶ島・壱岐にある原(はる)の辻遺跡は、弥生時代の遺物が大量に出土する。今年の春、ここで掘り出された紀元一世紀ころのツボに、クジラと船を描いた線刻画が見つかった▼クジラには、もりのような棒が数本突き刺さっていた。弥生の人びとが既に捕鯨を行っていたことを示す発見として話題になった。クジラを捕らえ食用に供すという日本の文化は、それほど古い歴史に根ざしている▼ただ、民族の文化と伝統をいくら説いてみても、反捕鯨派が多数を占めている今の国際世論には、おいそれとは通じない。今年六月、毎日新聞に、反捕鯨の国際的環境団体幹部へのインタビューが載った。これが大層、興味深い▼この幹部はのたもうた。「私たちは日本人に『クジラを食べるな』とは一度も言っていません。『クジラを殺すな』と言っているのです」と。では、殺さずに、どのようにして食べたらいいのでしょうか。答えは「それは別の機関に問い合わせよ」だった▼こうなると、もはや「クジラを殺すな」が教義の、宗教的信念にも近い。説得がいかに困難か想像できる。日本の調査捕鯨は、国際条約が認めている。資源状態や、クジラが大量の魚資源を食べていることなどが分かってきた。だが「殺すな」の一点張りの心理には、調査の意義など、もちろん通じない▼米国が調査捕鯨に、にわかに強く反対し始めた。大統領選挙をにらみ、環境派世論を意識した面を否定しきれない。宗教的な信念に政治的な熱狂まで加わると、これは手ごわい。
http://search.hokkaido-np.co.jp/News/20000902/0033.200009024824.html
これは メッセージ 1254 (tom44 さん)への返信です.
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