良い着眼だと思いますが
投稿者: doro_sodan 投稿日時: 2009/02/07 10:52 投稿番号: [3 / 9]
ただ、世の中には、そういう育ちの良い素直な着想に、ちょっと学校で身に着けた知恵でイチャモンをつける、育ちと能力の中途半端な輩が現れるので、気をつけましょうね。
100kgを運ぶのに1tが要るようになったのには、おそらく二つの理由があったと思われます。
初期の自動車は、馬車を軽くしたような、人力車を三輪にした程度の軽いものでしたが、自動車に求められた能力として、舗装した滑らかな道路ばかりでなく、段差やぬかるみや急坂を走ることを考えると、丈夫なシャシーを持った重機械として、1tを越える重量も必要になってきました。
もうひとつは、自動車の中の人間を守る目的があり、それは自動車専用道が早くから発達した欧州の発想に起因すると考えられます。
たとえば、正面衝突事故があった場合、お互いの自動車が受ける衝撃の加速度の大きさは、お互いの自動車の重量の比に依存しますから、ロールスロイスのように2t以上ある重い自動車ほど衝撃は小さく、中にいる人の命が助かる可能性は高くなります。
欧州の先進国では、そういう専用道での事故の割合が高いと言われますが、日本では歩行者の死者が多いことが特徴で、昨年は自動車に乗った死者の数を、歩行中の死者の数が上回ったと聞きました。
つまり、人が安全に移動するには、重くて硬い殻に守られているのが良いと思いますが、そんな傍から見れば危険極まりないものが、人が買い物をする通りを通り抜けたりするのは先進国では日本くらいで、鉄道や高速道路のように、専用路面を通ってくれれば相対的には安全になるはずです。
自動車が時速100kmで走行する場合の出力が50kW(70馬力くらいかな)というのが本当かどうかわかりませんが、水平に移動するならば空気抵抗や転がり抵抗以外の損失はないので、理論的にはゼロに近づけられます。
空気抵抗は、空気抵抗係数と断面積の積に比例し、さらに速度の何乗かに依存するので、これを輸送量に対して相対的に減らすためには、断面積の割りに輸送量の大きな、蛇や鰻みたいな形状が合理的ですから、自動車よりはバス、バスよりは長い編成の電車の方が効率が良いことがわかります。
加速には大きなエネルギーが必要になり、一般に自動車の排気量や出力は加速性能に合わせて設定されるので、50kWというのは中型車がフル加速した際に必要な出力に近い数字だと思われます。
自動車が減速する際には運動エネルギーはブレーキで熱エネルギーに変換されますが、電車の場合は緊急時以外は回生ブレーキによってエネルギーが電気に変換されて回収されるので、最終的に費やされるエネルギーは損失分だけになり、たとえば新幹線の場合は人が歩くのと同じ程度のエネルギーの消費であると言われますから、100kgを移動させるのに100kg分のエネルギーで済んでいる計算になります。
山の中の木を切り出すわけでもなく、地上を移動するだけならば、内燃機関よりは電気モーターの方が効率が良いのは明らかですが、それでも自動車でわが身を守りながら市街地に乗り入れたい人も多いでしょうから、そういう傍迷惑な存在に対してしかるべき負担を要求するという考え方もあり、欧州のガソリン税にはそういう側面もあるため、1リットル150円近くにもなると言われます(最近は円高で下がったかも)。
ところで、新幹線が歩行者と同じ効率だとして、さらに効率のよい移動手段として自転車があり、こちらは60kgを移動させるのにプラス10kgほどで、物理的に占める面積も自動車に比べると数十分の一に過ぎません。
西欧の先進国では、ガソリンに高額の税金を課しながら、自転車道をきちんと整備して、その安全や効率的な利用を図っている国が多いので、結論としてはそういう方向になるのが穏当だと思います。
100kgを運ぶのに1tが要るようになったのには、おそらく二つの理由があったと思われます。
初期の自動車は、馬車を軽くしたような、人力車を三輪にした程度の軽いものでしたが、自動車に求められた能力として、舗装した滑らかな道路ばかりでなく、段差やぬかるみや急坂を走ることを考えると、丈夫なシャシーを持った重機械として、1tを越える重量も必要になってきました。
もうひとつは、自動車の中の人間を守る目的があり、それは自動車専用道が早くから発達した欧州の発想に起因すると考えられます。
たとえば、正面衝突事故があった場合、お互いの自動車が受ける衝撃の加速度の大きさは、お互いの自動車の重量の比に依存しますから、ロールスロイスのように2t以上ある重い自動車ほど衝撃は小さく、中にいる人の命が助かる可能性は高くなります。
欧州の先進国では、そういう専用道での事故の割合が高いと言われますが、日本では歩行者の死者が多いことが特徴で、昨年は自動車に乗った死者の数を、歩行中の死者の数が上回ったと聞きました。
つまり、人が安全に移動するには、重くて硬い殻に守られているのが良いと思いますが、そんな傍から見れば危険極まりないものが、人が買い物をする通りを通り抜けたりするのは先進国では日本くらいで、鉄道や高速道路のように、専用路面を通ってくれれば相対的には安全になるはずです。
自動車が時速100kmで走行する場合の出力が50kW(70馬力くらいかな)というのが本当かどうかわかりませんが、水平に移動するならば空気抵抗や転がり抵抗以外の損失はないので、理論的にはゼロに近づけられます。
空気抵抗は、空気抵抗係数と断面積の積に比例し、さらに速度の何乗かに依存するので、これを輸送量に対して相対的に減らすためには、断面積の割りに輸送量の大きな、蛇や鰻みたいな形状が合理的ですから、自動車よりはバス、バスよりは長い編成の電車の方が効率が良いことがわかります。
加速には大きなエネルギーが必要になり、一般に自動車の排気量や出力は加速性能に合わせて設定されるので、50kWというのは中型車がフル加速した際に必要な出力に近い数字だと思われます。
自動車が減速する際には運動エネルギーはブレーキで熱エネルギーに変換されますが、電車の場合は緊急時以外は回生ブレーキによってエネルギーが電気に変換されて回収されるので、最終的に費やされるエネルギーは損失分だけになり、たとえば新幹線の場合は人が歩くのと同じ程度のエネルギーの消費であると言われますから、100kgを移動させるのに100kg分のエネルギーで済んでいる計算になります。
山の中の木を切り出すわけでもなく、地上を移動するだけならば、内燃機関よりは電気モーターの方が効率が良いのは明らかですが、それでも自動車でわが身を守りながら市街地に乗り入れたい人も多いでしょうから、そういう傍迷惑な存在に対してしかるべき負担を要求するという考え方もあり、欧州のガソリン税にはそういう側面もあるため、1リットル150円近くにもなると言われます(最近は円高で下がったかも)。
ところで、新幹線が歩行者と同じ効率だとして、さらに効率のよい移動手段として自転車があり、こちらは60kgを移動させるのにプラス10kgほどで、物理的に占める面積も自動車に比べると数十分の一に過ぎません。
西欧の先進国では、ガソリンに高額の税金を課しながら、自転車道をきちんと整備して、その安全や効率的な利用を図っている国が多いので、結論としてはそういう方向になるのが穏当だと思います。
これは メッセージ 1 (hofc_kagawakun さん)への返信です.