核と軍―孤立国家の切り札⑧
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/12/14 07:32 投稿番号: [95574 / 232612]
8)◎文書で報告受け政策決定
会議開かず、独裁強化
米朝ミサイル交渉で側近に助言を求めず、すべての質問に自分1人で答え、米側を驚かせた金正日。朝鮮半島問題を長年取材してきたワシントン・ポストの元東京支局長ドン・オーバードーファー(72)は、対照的な場面を思い浮かべた。
1994年の「核危機」のさなか元米大統領ジミー・カーターから国際原子力機関(IAEA)査察官追放を思いとどまるよう要請され、金日成は第1外務次官姜錫柱に経緯の説明を求めた。
姜ははじけるように立ち上がり気を付けの姿勢で、耳が遠い金日成のために大声を張り上げた。
「査察官残留はわが国に不利益をもたらすのか」と金日成。
姜が「いいえ」と述べると、カーターの方に向き直り「残留を認めましょう」と答えた。
「金日成は官僚と交わり政策調整をした。しかし金正日は殻に閉じこもる。文書で報告を受け決定する。政策調整が機能していないと思う」とオーバードーファー。
北朝鮮を「領導」する朝鮮労働党の党大会は、80年10月に金正日を政治局常務委員、書記、軍事委員に選出したのが最後。党の重要な政策決定を行う党中央委員会総会も93年12月以来、開かれていない。
「父子は完全に違う」と元韓国大統領金泳三(75)。「金日成はよく大衆の前で演説した。上手ではないが、人々を感動させる。金正日は一回もそれをしない。政治家に一番大事なのは、大衆に向かい演説することだ」
金日成の生前、毎日開かれた朝鮮労働党の書記会議を金正日は全く開かず、1人か2人の側近とだけ話をする、とも。
金正日体制。金日成時代よりも独裁が強化され、事実上の「1人支配」といわれる。
「1930年代の日本と同じ。『主体』が『国体』で、『首領』が『天皇』。支えるのは軍」と、南北首脳会談に随行した韓国延世大教授の文正仁(52)。
「首領が軍をリードしているのか、軍が首領をリードしているのか、まだ解明されていない。わたしは、金正日国防委員長がすべてを握っていると思う。いずれにせよ、首領と軍の共同共生で成り立っている」と語った。=敬称略
これは メッセージ 95573 (sofiansky2003 さん)への返信です.
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