核と軍―孤立国家の切り札⑨
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/12/14 07:33 投稿番号: [95575 / 232612]
(9)◎「思想的な問題が重要」
情報員1人で20人を監視
北朝鮮に拉致され平壌や東欧で映画制作を手掛けた映画監督申相玉(77)を前に、金正日はこう話したことがある。
「社会主義を30年間やってみると、人民たちを食わせるためには、西洋世界に進出しないと生きられない。やはり今、思想的な問題が重要になってくる」
1984年8月に申がひそかに録音した。
60年代に登場した「主体思想」。「思想における主体、政治における自主、経済における自立、国防における自衛」をうたう。首領の領導を受ける人民だけが歴史の主体になれるという。
平壌中心部の金日成広場に面して立つ人民大学習堂。席は6千余。学生のほか、有給休暇を取り地方から来た労働者が主体思想や外国語の講座を受ける。学習堂の担当者は、「暗記がすべて。本にある金日成主席の言葉を丸暗記する」と話す。
大城第一中学4年(日本の中学2年)の「革命体系」授業では、生徒1人1人が、金正日の「お言葉」暗記の成果を発表する。
さらに北朝鮮全土に4万個と推定される金日成の銅像や石こう像、公共機関ごとにあるといわれる金正日像、各地にある父子の「お言葉の碑」、首領の教示と党の路線を宣伝する言論機関…。
国民に徹底的に個人崇拝をすり込む一方で、監視も怠らない。
83年に国家安全保衛部に配属され、98年韓国に亡命した元地方幹部が証言する。
「保衛部の地域担当一人は情報員50人を抱え、17歳以上の千人を監視している。情報員1人で住民20人を監視しており、ささいなことまで即座に報告される」
監視されているのは、住民だけではない。北朝鮮の核開発をめぐり94年のジュネーブ枠組み合意に至る米朝交渉に携わった元国務相北朝鮮担当官ケネス・キノネス(60)は、北朝鮮代表団の中に「一言も発しない男性」がいることに気付いた。
「彼は休憩時間に米代表団はもちろん、北朝鮮代表団の誰とも話をしなかった。後で平壌と代表団とは別のチャンネルで連絡を取っていたことが分かった。代表団の誰が米国人と良好な関係にあるか監視していたんだ」=敬称略
これは メッセージ 95574 (sofiansky2003 さん)への返信です.
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