小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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「検証」―6カ国協議攻防の舞台裏②

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/10/25 22:43 投稿番号: [90888 / 232612]
▽前夜の修正

  26日夜、北京の日本大使館。6カ国協議の開催を翌日に控えて、日本代表団は藪中が全体会合で読み上げる基調演説文の修正に追われた。
  同日午前に韓国大使館で開かれた日米韓の事前調整会合で米国務次官補ケリーが初めて口頭で説明した米国の演説案は、包括解決のための北朝鮮への経済、エネルギー支援策や核査察の在り方に関し「想像以上に抽象的な中身」(外務省幹部)だった。
  日本政府としては六カ国協議で包括合意交渉を軌道に乗せるため、日米韓が解決案を提示する必要性を指摘してきただけに、3国の温度差が際立つのは何としても避けたいところ。米側の直前の説明を受けて、日本も支援策などの「あいまい化」を強いられる結果となった。
  藪中は28日の全体会合で「今後の会合の進め方はより建設的に考えていく必要がある」と述べ、次回会合以降は具体的な解決策を協議すべきとの考えを強調した。しかし解決案の明確化を図れば日米韓の見解の相違が際立つのは必至で、再び難しい調整を迫られるのは間違いない。

▽ダンスは2人で

  一方、ホスト国・中国は、6カ国協議で日本が拉致問題を提起した場合、北朝鮮の反発で協議全体が失敗に終わることを恐れた。中国サイドからは「ダンスは2人いれば踊れる。中国はどんな音楽、場所でも提供するから全体会合では拉致に言及しないでほしい」との声が日本側に伝えられた。
  外務省はあらゆるルートを通じて中国側の理解を得ようと工作。それでもなかなか中国側から「OK」サインは来ない。8月11日、東京で外相川口順子は中国外相李肇星に「拉致問題解決の必要性を他国に分かるような場で言う必要がある」と延々と直談判。その執拗(しつよう)さに以後、中国側は表だった抵抗をあきらめた。
  「北朝鮮側も日朝平壌宣言をしっかりとした基礎と位置付けるという認識を持っている。これは良いことだ」
  小泉は29日夜、日朝協議継続の報告を受け、思わず顔を紅潮させた。周辺は「紙切れ同然と批判された平壌宣言を北朝鮮から『基礎とする』と言われ、よほどうれしかったのだろう」とつぶやいた。(共同)(next)
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