感情的になってはいけない
投稿者: i_love_peace_200x 投稿日時: 2002/10/02 16:10 投稿番号: [8061 / 232612]
日本中が拉致に対して怒っている。確かにに、拉致事件は許せない人権侵害であるし、もし、拉致された人たちが処刑されたのであれば絶対に許せないことだ。政府は北朝鮮に対して拉致事件の究明と謝罪を求めていく必要があるだろう。
しかし、これを安易に国交正常化問題と結びつけるのは間違いだ。感情論で外交政策を曲げてはならない。北朝鮮と日本の国交回復は二国間のみならず東アジアの安定のために欠かすことができない。いま、日本が感情的になって外交政策を誤れば、国交正常化は再び振り出しに戻ってしまうことになるだろう。それだけは、なんとしても避けなければならない。
拉致事件解決と国交正常化の二つ問題を同時に解決することは大変難しいことであることはわかる。しかし、不可能なことではない。北朝鮮は拉致事件を認めたが自分たちだけが一方的に悪者にされていることに対して納得がいかないのが、この問題を複雑化させている。なぜなら、日本も今回の拉致事件のような非人道的蛮行を戦前にしていたからだ。従軍慰安婦や強制連行、強制労働など日本のおかした非人道的犯罪は枚挙にいとまがない。そんもそも、日本が朝鮮半島を強制的に併合したこと自体、侵略であり、国際法的にも許されないことだったのである。北朝鮮が国交正常化に際して、日本の侵略を認めるようなことがあれば、それは民族に対する裏切り行為以外の何者でもなく、そのようなことは絶対に認められない。
日本に必要なのは、包括的に人道問題を解決するという立場から、日本の侵した戦争犯罪などを率直に謝罪し、補償することである。また、朝鮮半島を併合したのは、答辞の国際法からしても不当な併合であったということを認めることである。そうすることにより、北朝鮮側も日本の真摯な謝罪があれば、日本が相手の非だけなく、自らの非も省みる国であるということがわかれば、拉致問題もおのずから解決すると思う。
いずれにせよ、感情的になってはいけない。日本が太平洋戦争という侵略戦争を起こしたのは、感情的になって善悪のみわけがつかなくなったからである。いま、拉致問題の怒りにまかして、対極を忘れるようなことがあってはならない。ましてや、この問題を有事法制や憲法改正問題に結びつけるようなことは決してあってはならない。それは、問題を解決するどころか東アジアの平和と安定に重大な危機をもたらすことになるからである。
これは メッセージ 7983 (ikabunbun さん)への返信です.
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