北朝鮮権力からカネへ移動する段階
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2003/07/17 02:31 投稿番号: [78645 / 232612]
カネさえ払えば一般家庭にも電話設置が可能に
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では権力の象徴とみなされ、一般住民にとっては絵に描いた餅だった家庭用の電話が、最近、一般住民に急速に拡大している。
北朝鮮では家庭用電話は党の幹部や国家安全保衛部、人民保安省、軍隊など、国会機関の高位幹部の家にのみ、設置されていた。
しかし、1995年からは国家機関に従事したり、当局から特別承認を得た人の家にも、部分的に電話の設置が許可され始めた。
一例に、平壌(ピョンヤン)市内の富裕層の北送同胞(北朝鮮の帰還事業で同国に渡った在日同胞のこと)は、海外にいる親戚が北朝鮮との経済協力事業を推進している場合、例外的に電話を設置することができた。
しかし、最近になってからは、一般の人もカネさえ払えば、誰もが家に電話を設置することができるようになった。商売でカネを稼いだ人たちが先を争って電話設置の申し込みをしており、もはや、電話は普遍的なものになってきている。
中国を相手に商売をやっている金スギル(仮名)さんは、現在、北朝鮮の平壌や咸鏡(ハムギョン)南道・咸興(ハムフン)、咸鏡北道・清津(チョンジン)などの大都市では、電話局に6万ウォン(約100ドル)さえ払えば、自宅に電話を設置できると伝えた。
金さんは電話局の職員と顔見知りだったため、4万ウォンに割引してもらったと話した。
しかし、電話を設置するだけですべてが終わるわけではない。電話代の支払いがかなりの負担であるからだ。もちろん、設置費用の6万ウォンも馬鹿にできない。その金額は、一月給料が平均2000ウォン余である北朝鮮の一般労働者が、給料を一銭も使わず、丸3年間集めなければならない金額だ。
しかも、一通話当たり(3分間)30銭、市街通話料は50銭程度であるため、なかなか電話を使う気にはならない。
北朝鮮にいた当時、自宅に電話を設置していたという某脱北者は、「電話料金は電話局から通知されれば、直接電話局に行って支払った。また、四半期別に2000ウォンの料金を別途に支払った」と語った。使用料として科される電話料金の他、保有税概念のカネを別途に払ったということ。
にもかかわらず、今や電話は一種の流行りのように広がっているという。脱北者たちは「権力の象徴のように認識されてきた電話を、お金さえ払えば誰もが自宅に設置できるというのは、とうとう北朝鮮でも暮らしの中心が権力からカネへ移動する段階であることを見せる証拠」と口をそろえる。
北朝鮮は1990年代に入って、平壌をはじめとし、地方の大都市に光ケーブルを敷き、自動化とデジタル化を進めているが、まだ殆どの地方ではダイアル式電話を使用している。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では権力の象徴とみなされ、一般住民にとっては絵に描いた餅だった家庭用の電話が、最近、一般住民に急速に拡大している。
北朝鮮では家庭用電話は党の幹部や国家安全保衛部、人民保安省、軍隊など、国会機関の高位幹部の家にのみ、設置されていた。
しかし、1995年からは国家機関に従事したり、当局から特別承認を得た人の家にも、部分的に電話の設置が許可され始めた。
一例に、平壌(ピョンヤン)市内の富裕層の北送同胞(北朝鮮の帰還事業で同国に渡った在日同胞のこと)は、海外にいる親戚が北朝鮮との経済協力事業を推進している場合、例外的に電話を設置することができた。
しかし、最近になってからは、一般の人もカネさえ払えば、誰もが家に電話を設置することができるようになった。商売でカネを稼いだ人たちが先を争って電話設置の申し込みをしており、もはや、電話は普遍的なものになってきている。
中国を相手に商売をやっている金スギル(仮名)さんは、現在、北朝鮮の平壌や咸鏡(ハムギョン)南道・咸興(ハムフン)、咸鏡北道・清津(チョンジン)などの大都市では、電話局に6万ウォン(約100ドル)さえ払えば、自宅に電話を設置できると伝えた。
金さんは電話局の職員と顔見知りだったため、4万ウォンに割引してもらったと話した。
しかし、電話を設置するだけですべてが終わるわけではない。電話代の支払いがかなりの負担であるからだ。もちろん、設置費用の6万ウォンも馬鹿にできない。その金額は、一月給料が平均2000ウォン余である北朝鮮の一般労働者が、給料を一銭も使わず、丸3年間集めなければならない金額だ。
しかも、一通話当たり(3分間)30銭、市街通話料は50銭程度であるため、なかなか電話を使う気にはならない。
北朝鮮にいた当時、自宅に電話を設置していたという某脱北者は、「電話料金は電話局から通知されれば、直接電話局に行って支払った。また、四半期別に2000ウォンの料金を別途に支払った」と語った。使用料として科される電話料金の他、保有税概念のカネを別途に払ったということ。
にもかかわらず、今や電話は一種の流行りのように広がっているという。脱北者たちは「権力の象徴のように認識されてきた電話を、お金さえ払えば誰もが自宅に設置できるというのは、とうとう北朝鮮でも暮らしの中心が権力からカネへ移動する段階であることを見せる証拠」と口をそろえる。
北朝鮮は1990年代に入って、平壌をはじめとし、地方の大都市に光ケーブルを敷き、自動化とデジタル化を進めているが、まだ殆どの地方ではダイアル式電話を使用している。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.