沖縄の海兵隊に関する論文
投稿者: ahoahoahochann7 投稿日時: 2003/05/30 20:19 投稿番号: [72004 / 232612]
海兵隊の削減が論じられ始めました。ここで、沖縄の海兵隊の論文を読んでみたい方へ。
http://www.drc-jpn.org/AR-2J/takayama-j.htm
はじめに
1997年2月、米国ワシントンの米海兵隊司令部で邦人救出と海兵機動展開隊(MEU:Marine Expeditionary Unit)のブリーフィングを受けた。MEU(海兵機動展開隊)は、1コ強化海兵歩兵大隊を基幹する陸、海、空戦闘部隊が統合され、数時間で出動できる即応かつ多機能任務部隊である。本来得意とするところの上陸作戦以外に民間人救出作戦を含む多様な任務が果たせるように厳しく訓練され最終的に部隊としてのテストを行い、それに合格すれば前方展開の第1線部隊に配備される。米海兵隊は、既に多くの民間人救出作戦を経験しており1991年ソマリア、1993年ルワンダ等では、米国人のみならず多数の外国人も救出している。MEUは、まさにバランスのとれた即応部隊であり、欧州各国で整備しつつある急速展開部隊に比べても、優れたものであると感じた。その後、元米海兵隊員であった1972年以来の友人、アナポリス海軍兵学校ラウ教授、ハワイ在住のゼッツ中佐との旧交を暖める機会と米太平洋海兵隊司令部を2度訪問する機会に恵まれた。ベトナムで百死に一生を得た歴戦の勇士ストックポール中将は、DRCと連携するアジア太平洋戦略研究所(APCSS)所長である。今までに知り合った海兵隊士官は、勇士であると同時に親切で思いやりのある紳士として強く印象に残った。
米海兵隊は、冷戦後、最も有用な部隊の一つであり、空母と同様に米海兵隊主力は日本に展開している。海兵隊に相当する部隊が自衛隊にないことで日本一般にはあまり知られていない。米海兵隊の現状と、日本の安全保障がいかに関わっているかを以下で述べたい。米海兵隊に関する資料として、米国防省BUR(Bottom Up Review)(1993年)、米国防省QDR(Quadrennial Defense Review)(1997年)、陸上幕僚監部防衛調整官山口昇1等陸佐「沖縄の海兵隊はなぜ必要か?軍事的側面の検討」(1996年)、トムクランシー「海兵隊」(1996年)、野中郁次郎「アメリカ海兵隊」(1995年)、米海軍協会機関誌「プロシーデイング」、米ネービー・リーグ機関誌「シーパワー」、米太平洋軍広報誌「フォーラム」、「日米ネービー友好協会会報」及び「海兵隊で得たブリーフィング資料」を参考にした。
1.米海兵隊の特徴
米海兵隊は、不確実な時代の確実な軍隊といわれ平時有事を問わず役立つ自己完結型の即応部隊として米国民の信頼を得ているユニークなエリート集団である。
(1)米海兵隊の略史
米海兵隊は独立した軍種となっているが、海軍の一部でもある。米国海兵隊は、敵であった英国海兵隊に対抗して作ったのが始まりである。米海兵隊は1775年に創設され220 年以上の歴史を持ち、トリポリ占領から第1次世界大戦までは海外における小規模の紛争への対応が主であった。第1次世界大戦ではベローウッドの戦いで陸軍の窮地を助け、第2次世界大戦では太平洋における日本との戦い、特に島嶼占拠の上陸作戦で主役を演じた。朝鮮戦争でも、仁川上陸作戦で国連軍逆転の切っ掛けを作り、中国軍参戦のときは国連軍総崩れの中で米海兵隊だけは整々と大軍の包囲網からの脱出に成功した。ベトナム戦争、湾岸戦争でも主力として活躍した。かつてアイゼンハウアー大統領をして「海兵隊に任せろ」といわせしめた。冷戦後は、その価値が認められて軍備の削減が一番少ない。QDRにおける米海兵隊の最終削減目標は172,200人であるが、国家戦略の中での重要な役割は21世紀でも変わらない。
http://www.drc-jpn.org/AR-2J/takayama-j.htm
はじめに
1997年2月、米国ワシントンの米海兵隊司令部で邦人救出と海兵機動展開隊(MEU:Marine Expeditionary Unit)のブリーフィングを受けた。MEU(海兵機動展開隊)は、1コ強化海兵歩兵大隊を基幹する陸、海、空戦闘部隊が統合され、数時間で出動できる即応かつ多機能任務部隊である。本来得意とするところの上陸作戦以外に民間人救出作戦を含む多様な任務が果たせるように厳しく訓練され最終的に部隊としてのテストを行い、それに合格すれば前方展開の第1線部隊に配備される。米海兵隊は、既に多くの民間人救出作戦を経験しており1991年ソマリア、1993年ルワンダ等では、米国人のみならず多数の外国人も救出している。MEUは、まさにバランスのとれた即応部隊であり、欧州各国で整備しつつある急速展開部隊に比べても、優れたものであると感じた。その後、元米海兵隊員であった1972年以来の友人、アナポリス海軍兵学校ラウ教授、ハワイ在住のゼッツ中佐との旧交を暖める機会と米太平洋海兵隊司令部を2度訪問する機会に恵まれた。ベトナムで百死に一生を得た歴戦の勇士ストックポール中将は、DRCと連携するアジア太平洋戦略研究所(APCSS)所長である。今までに知り合った海兵隊士官は、勇士であると同時に親切で思いやりのある紳士として強く印象に残った。
米海兵隊は、冷戦後、最も有用な部隊の一つであり、空母と同様に米海兵隊主力は日本に展開している。海兵隊に相当する部隊が自衛隊にないことで日本一般にはあまり知られていない。米海兵隊の現状と、日本の安全保障がいかに関わっているかを以下で述べたい。米海兵隊に関する資料として、米国防省BUR(Bottom Up Review)(1993年)、米国防省QDR(Quadrennial Defense Review)(1997年)、陸上幕僚監部防衛調整官山口昇1等陸佐「沖縄の海兵隊はなぜ必要か?軍事的側面の検討」(1996年)、トムクランシー「海兵隊」(1996年)、野中郁次郎「アメリカ海兵隊」(1995年)、米海軍協会機関誌「プロシーデイング」、米ネービー・リーグ機関誌「シーパワー」、米太平洋軍広報誌「フォーラム」、「日米ネービー友好協会会報」及び「海兵隊で得たブリーフィング資料」を参考にした。
1.米海兵隊の特徴
米海兵隊は、不確実な時代の確実な軍隊といわれ平時有事を問わず役立つ自己完結型の即応部隊として米国民の信頼を得ているユニークなエリート集団である。
(1)米海兵隊の略史
米海兵隊は独立した軍種となっているが、海軍の一部でもある。米国海兵隊は、敵であった英国海兵隊に対抗して作ったのが始まりである。米海兵隊は1775年に創設され220 年以上の歴史を持ち、トリポリ占領から第1次世界大戦までは海外における小規模の紛争への対応が主であった。第1次世界大戦ではベローウッドの戦いで陸軍の窮地を助け、第2次世界大戦では太平洋における日本との戦い、特に島嶼占拠の上陸作戦で主役を演じた。朝鮮戦争でも、仁川上陸作戦で国連軍逆転の切っ掛けを作り、中国軍参戦のときは国連軍総崩れの中で米海兵隊だけは整々と大軍の包囲網からの脱出に成功した。ベトナム戦争、湾岸戦争でも主力として活躍した。かつてアイゼンハウアー大統領をして「海兵隊に任せろ」といわせしめた。冷戦後は、その価値が認められて軍備の削減が一番少ない。QDRにおける米海兵隊の最終削減目標は172,200人であるが、国家戦略の中での重要な役割は21世紀でも変わらない。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.