Re>所詮蚊帳の外 ②
投稿者: east_jungle3 投稿日時: 2003/04/18 04:14 投稿番号: [63640 / 232612]
●松本重治さんという有名な外交評論家がいました。彼はずっと日米中の関係を分析してきた人で、六本木の国際文化会館をつくった人ですけれども、彼が死ぬ前に言い残していった言葉があるんです。
謎解きみたいな言葉です。「日米関係は米中関係だ」と。彼は中国という要素がいかに重いかということを表現したかったんですね。
日本にとってパラドックスみたいな話なんですけれども、1949年に共産中国が成立して中国が二つに割れたということがいかに大きな意味があるかということです。
どういうことかというと、戦前から戦中、戦後にかけて、ワシントンで、新中国、つまり蒋介石を支援して反日という基軸で戦った一群の人たちがいます。俗にチャイナ・ロビーといわれている人たちです。
そのシンボルみたいな人として、ヘンリー・ルースという男がいます。『タイム・ワーナー』の創始者です。一代でアメリカの雑誌ジャーナリズムを築いた男といわれていますけれども、『タイム』、『ライフ』、『フォーチュン』、『スポーツイラストレイティッド』をつくり、ことごとくアメリカの雑誌文化の原点を築いたという男です。
彼は、非常に歴史的な偶然なんですけれども、長老派プロテスタント教会の宣教師の子供として中国で生まれたんです。ちなみに長老派プロテスタント教会の宣教師の子供として日本で生まれたのがライシャワーです。歴史に「れば・たら」はないですが、中国にヘンリー・ルースが生まれたということがアメリカのアジア外交、特に対中国外交をどれほど変えたか、ということです。
戦前から戦中にかけて、フライングタイガーというプロジェクトがあったのをご承知かと思いますが、日本との開戦前に蒋介石を支援してアメリカは義勇兵を送っていたんですね。
彼は、いわゆるチャイナ・ロビーのボスとしてその資金源となって懸命に中国を支援した。蒋介石の奥さんに宋美齢という人がいるんですけれども、彼女を呼んで国民的な英雄にまでしてまつりあげ、反日親中国の論陣を張って真珠湾に向かうアメリカの世論を反日一色に塗り替えた男といわれています。
彼らに代表されるようなチャイナ・ロビーは、自分たちが応援してきた蒋介石が、共産中国の成立によって敗北して台湾に追い込められたことに衝撃を受けたんですね。そこからなんです。
要するに、日本を反共の砦として西側陣営の一翼を担う形で引き込んでいこうと。そういうシナリオが浮上してきたんです。
これは メッセージ 63639 (east_jungle3 さん)への返信です.
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