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額賀防衛庁長官:ノドン日本越え未確認見解

投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/02/22 09:25 投稿番号: [51588 / 232612]
ノドン:弾頭部分日本越え太平洋に   93年発射で米関係者明言

  朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が93年5月に発射した弾道ミサイル「ノドン1号」の弾頭部分が日本列島を越えて太平洋に着弾していたことが21日、明らかになった。米政府と議会の複数の関係者が毎日新聞に証言した。93年のノドン発射は当初、日本海に撃ち込むことを想定した「実験」とみられていたが、実際は日本を射程内に収める規模で行われたことになる。ノドンが日本本土を越えた可能性は、韓国紙の報道などで98年時点から指摘されていたが、米側の証言で明確に裏付けられた。   【「民主帝国」取材班】

  北朝鮮は98年8月発射の「テポドン1号」により、初めて日本全土を射程に収める能力を持ったとされていた。テポドンは日本を横切り三陸沖の東数百キロの太平洋に着弾、安全保障をめぐる大議論に発展したが、実際には5年前のノドン発射の段階で、北朝鮮は日本列島を飛び越すだけのミサイル能力を示していたことになる。

  93年5月末のノドン発射について、日本政府は同年6月11日になって「北朝鮮が能登半島沖の日本海で、ミサイル実験を実施したとの情報がある」と発表。米政府もミサイルの一部が日本海側に落ちたことを確認した。

  しかし、ラムズフェルド米国防長官に近い米政府筋によると、国防総省はノドン発射から4年後に、航跡を記録した磁気テープなどの詳しい解析を開始、弾頭は太平洋に落下したと結論付けた。ノドン発射直後、米側は日本海周辺のデータ解析を行ったが、太平洋側のデータは分析されずに保管されていたという。

  同筋によると、日本海側に落下したのは、燃焼が終わって切り離された推進装置の部分で、弾頭部分は実際には千数百キロ飛行したという。当初、ノドンが飛んだのは500キロ程度とみられていた。

  国防総省がデータ再解析を行ったのは「システムの機能点検のため」(同筋)で、ノドンが日本を越えていたことに気付いたのは全く偶然だった。米政府はこの事実に驚き、98年に日本政府に伝えたという。

  98年10月23日付の韓国紙は、韓国政府筋の話として、ノドンは太平洋側に落ちたことが分かったと報道。額賀福志郎防衛庁長官(当時)は同日、ノドンが日本本土を越えたとの情報が米政府から伝えられたものの、日本政府としては未確認との見解を示していた。   (来週から「民主帝国   アメリカンパワー」の北朝鮮編を連載します)

  一方、防衛庁幹部は「98年に米国から情報が提供された。それまで、ノドンの射程は約1000キロとしてきたが、この情報を基に、99年版の防衛白書からノドンの射程を約1300キロに修正した。この時点で、ノドンが日本全体を射程に入れていることが公式に織り込まれた」と説明している。

[毎日新聞2月22日]
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