>安倍氏売られた喧嘩を買う
投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/02/06 21:31 投稿番号: [47981 / 232612]
産経新聞より
朝日新聞社・安倍副長官 論争白熱
《日朝交渉への姿勢、拉致問題めぐり》
《元日社説への非難発言に反論》
日朝交渉をめぐり、安倍晋三官房副長官と朝日新聞社が論争している。安倍氏が1月25日、千葉県市原市での講演で、日朝交渉への基本姿勢などを主張した朝日新聞の元日朝刊の社説を取り上げ、「拉致問題で落としどころを考えろという趣旨の論調だ。こういう論調が(日朝)交渉の障害になっている」と強く非難。これに対し、朝日新聞は1月27日に「安倍さん、よく読んで」と題した社説を掲載、「批判は大いに歓迎だが、誤解や曲解によるものなら迷惑」と反論した。争点は何なのか。双方の主張を検証する。
安倍氏が朝日新聞の社名を名指しして批判した元日の社説は「千と千尋の精神で」。
拉致問題を契機に「不健康なナショナリズムが目につく」と国内で北朝鮮への憎悪をあおる風潮があるとの恐れを示す内容だ。
大ヒットしたアニメ映画「千と千尋の神隠し」を紹介し、主人公の少女「千尋」が化け物たちに優しく向き合うことで、逆に彼らの優しさや寂しさを引き出したことを引き合いに、北朝鮮のような国に対して「日本こそ新たな『八百万(やおよろず)の神』の精神を発揮すべきではないか」と主張し、「複眼的な冷静さと柔軟さを忘れない。危機の年にあたり、私たちが心すべきことはそれである」と結んでいる。
安倍氏は講演で朝日の社説に触れ、「拉致問題は、強硬論を言うだけでなく落としどころを考えろ、という趣旨の論調だ」「朝日新聞は(北朝鮮側から死亡と伝えられた)八人を忘れてしまえと言っているに等しい」と非難し、政府としては拉致問題で妥協する考えがないことを強調した。
これに対し、朝日新聞は一月二十七日の社説で「もとより八人のことを忘れろなどとは書いていない」「『落としどころを考えろ』という短絡的な主張もしていない」と反論するとともに「柔軟な思考の大切さを重ねて訴えたい」と強調。「安倍氏はこの社説も『交渉の障害』になるというのだろうか」と挑発するような表現も盛り込んだ。
安倍氏は産経新聞社の取材に対し、「私が朝日新聞の論調に強い不信感を感じたのは、元日の社説よりも前の昨年十二月八日の社説だった。元日の社説はその延長線上にあるのは明らかだったので講演で取り上げた」と語った。
安倍氏が指摘した十二月八日の社説は「体制転換を望めばこそ」と題し、拉致被害者五人の帰国問題をめぐり膠着(こうちやく)状態に陥った日朝交渉について「追いつめればそれで問題が解決するほど、ことは簡単ではない」「大事なのは、打開に向け、日本側も一切の妥協を排すという態度を取るべきではないということだ。感情論に乗るだけでは真の国益を踏まえた外交にはならない」と、政府の外交姿勢をただす内容だった。
これについて、安倍氏は「政府は五人の意思を確認し、熟考を重ねたうえで、日本にとどめた。この決断は正しかったし、ほかに選択肢はなかった。それを朝日新聞は巧妙に『感情論』にすり替えようとしている」と主張している。
さらに安倍氏は「『妥協を排す態度を取るべきではない』というのは『落としどころを考えろ』という意味ではないのか。では、日朝交渉での妥協とは何を指すのか」と指摘。
そのうえで「元日の社説はオブラートに包んでいるが、論調は十二月八日と同じだ。違うというのなら『(千尋のように)優しく彼らと向き合うこと』『複眼的な冷静さと柔軟さ』の意味を解説してほしい。ただ、そもそも北朝鮮をアニメの妖怪に例えるのは不見識ではないか」と付け加えた。
産経新聞社は今回の論争について朝日新聞社側に見解を求めたが、同社広報部は「何を質問したいか不明のため、コメントしようがありません」として見解を示さなかった。
≪新聞は正確な報道を≫
青木彰・筑波大名誉教授(新聞論)の話 「安倍官房副長官の発言は、記者会見の席ではなく、あくまでも講演会での発言であり、公的性格はそれほど高くないのではないか。それを政府高官の公式発言ととらえるのは硬直的すぎ、あえて社説で大仰な反論を展開するほどのことではない。一般的に、新聞の社説というのは読者にとって難解なものとなっている。仮に読み手が誤解、曲解したとしても、誤解を招くような論説を展開する新聞の側にも責任はある。また、最近政治家の『失言報道』が目につくが、新聞の役割は発言の全体的なニュアンスをとらえて正確な意味を報道することだ。言葉尻をとらえるテレビ的報道手法に、新聞も乗っかっている傾向にある」
朝日新聞社・安倍副長官 論争白熱
《日朝交渉への姿勢、拉致問題めぐり》
《元日社説への非難発言に反論》
日朝交渉をめぐり、安倍晋三官房副長官と朝日新聞社が論争している。安倍氏が1月25日、千葉県市原市での講演で、日朝交渉への基本姿勢などを主張した朝日新聞の元日朝刊の社説を取り上げ、「拉致問題で落としどころを考えろという趣旨の論調だ。こういう論調が(日朝)交渉の障害になっている」と強く非難。これに対し、朝日新聞は1月27日に「安倍さん、よく読んで」と題した社説を掲載、「批判は大いに歓迎だが、誤解や曲解によるものなら迷惑」と反論した。争点は何なのか。双方の主張を検証する。
安倍氏が朝日新聞の社名を名指しして批判した元日の社説は「千と千尋の精神で」。
拉致問題を契機に「不健康なナショナリズムが目につく」と国内で北朝鮮への憎悪をあおる風潮があるとの恐れを示す内容だ。
大ヒットしたアニメ映画「千と千尋の神隠し」を紹介し、主人公の少女「千尋」が化け物たちに優しく向き合うことで、逆に彼らの優しさや寂しさを引き出したことを引き合いに、北朝鮮のような国に対して「日本こそ新たな『八百万(やおよろず)の神』の精神を発揮すべきではないか」と主張し、「複眼的な冷静さと柔軟さを忘れない。危機の年にあたり、私たちが心すべきことはそれである」と結んでいる。
安倍氏は講演で朝日の社説に触れ、「拉致問題は、強硬論を言うだけでなく落としどころを考えろ、という趣旨の論調だ」「朝日新聞は(北朝鮮側から死亡と伝えられた)八人を忘れてしまえと言っているに等しい」と非難し、政府としては拉致問題で妥協する考えがないことを強調した。
これに対し、朝日新聞は一月二十七日の社説で「もとより八人のことを忘れろなどとは書いていない」「『落としどころを考えろ』という短絡的な主張もしていない」と反論するとともに「柔軟な思考の大切さを重ねて訴えたい」と強調。「安倍氏はこの社説も『交渉の障害』になるというのだろうか」と挑発するような表現も盛り込んだ。
安倍氏は産経新聞社の取材に対し、「私が朝日新聞の論調に強い不信感を感じたのは、元日の社説よりも前の昨年十二月八日の社説だった。元日の社説はその延長線上にあるのは明らかだったので講演で取り上げた」と語った。
安倍氏が指摘した十二月八日の社説は「体制転換を望めばこそ」と題し、拉致被害者五人の帰国問題をめぐり膠着(こうちやく)状態に陥った日朝交渉について「追いつめればそれで問題が解決するほど、ことは簡単ではない」「大事なのは、打開に向け、日本側も一切の妥協を排すという態度を取るべきではないということだ。感情論に乗るだけでは真の国益を踏まえた外交にはならない」と、政府の外交姿勢をただす内容だった。
これについて、安倍氏は「政府は五人の意思を確認し、熟考を重ねたうえで、日本にとどめた。この決断は正しかったし、ほかに選択肢はなかった。それを朝日新聞は巧妙に『感情論』にすり替えようとしている」と主張している。
さらに安倍氏は「『妥協を排す態度を取るべきではない』というのは『落としどころを考えろ』という意味ではないのか。では、日朝交渉での妥協とは何を指すのか」と指摘。
そのうえで「元日の社説はオブラートに包んでいるが、論調は十二月八日と同じだ。違うというのなら『(千尋のように)優しく彼らと向き合うこと』『複眼的な冷静さと柔軟さ』の意味を解説してほしい。ただ、そもそも北朝鮮をアニメの妖怪に例えるのは不見識ではないか」と付け加えた。
産経新聞社は今回の論争について朝日新聞社側に見解を求めたが、同社広報部は「何を質問したいか不明のため、コメントしようがありません」として見解を示さなかった。
≪新聞は正確な報道を≫
青木彰・筑波大名誉教授(新聞論)の話 「安倍官房副長官の発言は、記者会見の席ではなく、あくまでも講演会での発言であり、公的性格はそれほど高くないのではないか。それを政府高官の公式発言ととらえるのは硬直的すぎ、あえて社説で大仰な反論を展開するほどのことではない。一般的に、新聞の社説というのは読者にとって難解なものとなっている。仮に読み手が誤解、曲解したとしても、誤解を招くような論説を展開する新聞の側にも責任はある。また、最近政治家の『失言報道』が目につくが、新聞の役割は発言の全体的なニュアンスをとらえて正確な意味を報道することだ。言葉尻をとらえるテレビ的報道手法に、新聞も乗っかっている傾向にある」
これは メッセージ 47955 (yurayurasuru さん)への返信です.