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米国のアフリカの植民地支配 (1)

投稿者: jig1868 投稿日時: 2002/11/30 10:39 投稿番号: [27738 / 232612]
≪人々の懐を潤す油田開発へ≫

アフリカ   :   世界銀行が介入するプロジェクトが新たな途上国援助のモデルに?





多くのアフリカ諾国と同様、チャド   (中央アフリカ)   には膨大な石油資源が眠っている。

だがこれまで、その開発はさっぱり進んでいなかった。


油井第一号は74年に採掘が始まったが、クーデターが起きて数カ月で閉鎖。

以後、世界最貧国の一つとされるチャドの国民は、内戦や反乱、腐敗した独裁政治に苦しめられてきた。


ところがそのチャドに、莫大な安定収入を得るチャンスが舞い込んできた。

アメリカのエクソンモービル社率いる企業連合が、約40億ドルを投じて、南部のドバで油田開発を進めているのだ。

採掘された原油は、1070キロ離れたカメルーン沖の大西洋までパイプラインで運ばれ、そこからタンカーで海を渡る計画だ。

40億ドルといえば、民間企業によるサハラ以南のアフリカヘの投資としては史上最大規模だ。

来年からは毎日約25万バーレルの原油が採掘され、25年間にわたり毎年1億ドルをチャドにもたらすことになる。


ただし、870万人の国民が恩恵を受けられるかどうかは、世界銀行との間に緒ばれた画期的な協定を、政府がきちんと守るかどうかにかかっている。


このプロジェクトを開始するにあたって、世銀はチャドとカメルーンに合計3億ドルを融資することで合意。

それと引き換えに、チャド政府は石油収入の使い道について、世銀の示した条件に従うことに同意した。


これを受けて議会では、オイルマネーの使途を定めた法律が制定された。

80%を国民の健康と教育の改善、インフラ整備や農村部の開発に使うほか、5%はドバ周辺住民のための特別基金にあてられ、10%は次世代のために第三者に預託することが明記されている。


つまり石油で儲けたカネのうち、政府が自由に使えるのは5%だけということになる。






デービッド・ヘクト   (Newsweek日本版、2002年7月24日号掲載記事)
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