キッシンジャー・アソシエイツ
投稿者: wesleysneijder_2011 投稿日時: 2011/01/02 06:15 投稿番号: [232210 / 232612]
謎に包まれた「キッシンジャー・アソシエイツ」
1972年に歴史的な米中和解を演出したキッシンジャーがフォード政権の閣僚を辞任して、国際コンサルタント会社「キッシンジャー・アソシエイツ」(以下KA)を立ち上げたのは1977年に遡る。在職中に築いた世界各国の要人とのパイプを活かし、国際的な多国籍企業の海外進出をアドバイスしようというのが、その設立趣旨だった。
具体的な業務内容は、
①ビックビジネス(多国籍企業)の現地合弁会社設立支援
②海外事業のトラブル処理のためのガイダンス
である。
KAは謎につつまれた顧問会社である。公開されているのは、オフィスの所在と首脳陣の顔ぶれくらいのもので、肝心の会員企業名は外部に対しては一切秘匿されている。
これは設立当初から現在まで変わらない。だが、そうとはいえ、現実にキッシンジャー会長がビックビジネスの最高首脳を同伴して、各国の要人と会見している姿を見れば、会員企業の名前が想像できないわけではない。
10年前にニューヨーク・タイムズがすっぱ抜いた会員企業は、こういった顔ぶれだった。
①アメリカン・インターナショナル(AIG・世界有数の生保)
②アメリカン・エキスプレス
③コカ・コーラ
④チェース・マンハッタン・バンク(現モルガン・チェース)
⑤IBM
⑥コンチネンタル・グレイン(アメリカ・穀物商社)
⑦エリクソン(スウェーデン・携帯電話)
⑧ボルボ(スウェーデン・自動車)
⑨大宇(韓国・自動車)
名前が挙がった企業は、いずれも国際的なビッグカンパニーで、日本でもよく知られた多国籍企業である。彼らの投資先はグローバルで、なかでも中国市場への進出意欲の強さはよく知られている。
KAの会員であるビッグビジネスの中国市場での営業パフォーマンスには驚かされるものがある(ただし、同社の仲介業務は、中国以外の世界各国に及ぶ)。
①のAIGについては後で触れるが、②の国際カード会社・アメリカン・エキスプレスは、ビザやマスターなど同業ライバル会社を尻目に、中国進出は最も早かった。そのため、80年代までは、中国で「カード」といえば、アメックスを指した。
③のコカ・コーラも事情は変わらない。旧ソ連マーケットではニクソン元大統領と親しかったケンドール会長率いるペプシ・コーラの独占が続いていたが、中国ではコーラ、イコール、コカ・コーラと言うほど、市場支配は圧倒的である。
1927年、初めて中国大陸に進出したコカ・コーラ社は、49年の中華人民共和国の誕生後、大陸から撤退したものの、30年後に米中関係が正常化するやいなや、いち早く中国市場に復帰した。
当時の人民日報を見てみると、キッシンジャーが同社の最高首脳を引き連れて訪中し、趙紫陽首相(後に総書記)ら中国要人と会見している記事がいくつも見つかる。
これが「政商」キッシンジャーが会長職を務めるKAの業務なのである。要するに在職中に築いた中国首脳との人脈を利用して、彼らと会員の企業トップを顔つなぎするのである。コカ・コーラはKAの設立当初からの古い会員企業である。
(中略)
(つづく)
1972年に歴史的な米中和解を演出したキッシンジャーがフォード政権の閣僚を辞任して、国際コンサルタント会社「キッシンジャー・アソシエイツ」(以下KA)を立ち上げたのは1977年に遡る。在職中に築いた世界各国の要人とのパイプを活かし、国際的な多国籍企業の海外進出をアドバイスしようというのが、その設立趣旨だった。
具体的な業務内容は、
①ビックビジネス(多国籍企業)の現地合弁会社設立支援
②海外事業のトラブル処理のためのガイダンス
である。
KAは謎につつまれた顧問会社である。公開されているのは、オフィスの所在と首脳陣の顔ぶれくらいのもので、肝心の会員企業名は外部に対しては一切秘匿されている。
これは設立当初から現在まで変わらない。だが、そうとはいえ、現実にキッシンジャー会長がビックビジネスの最高首脳を同伴して、各国の要人と会見している姿を見れば、会員企業の名前が想像できないわけではない。
10年前にニューヨーク・タイムズがすっぱ抜いた会員企業は、こういった顔ぶれだった。
①アメリカン・インターナショナル(AIG・世界有数の生保)
②アメリカン・エキスプレス
③コカ・コーラ
④チェース・マンハッタン・バンク(現モルガン・チェース)
⑤IBM
⑥コンチネンタル・グレイン(アメリカ・穀物商社)
⑦エリクソン(スウェーデン・携帯電話)
⑧ボルボ(スウェーデン・自動車)
⑨大宇(韓国・自動車)
名前が挙がった企業は、いずれも国際的なビッグカンパニーで、日本でもよく知られた多国籍企業である。彼らの投資先はグローバルで、なかでも中国市場への進出意欲の強さはよく知られている。
KAの会員であるビッグビジネスの中国市場での営業パフォーマンスには驚かされるものがある(ただし、同社の仲介業務は、中国以外の世界各国に及ぶ)。
①のAIGについては後で触れるが、②の国際カード会社・アメリカン・エキスプレスは、ビザやマスターなど同業ライバル会社を尻目に、中国進出は最も早かった。そのため、80年代までは、中国で「カード」といえば、アメックスを指した。
③のコカ・コーラも事情は変わらない。旧ソ連マーケットではニクソン元大統領と親しかったケンドール会長率いるペプシ・コーラの独占が続いていたが、中国ではコーラ、イコール、コカ・コーラと言うほど、市場支配は圧倒的である。
1927年、初めて中国大陸に進出したコカ・コーラ社は、49年の中華人民共和国の誕生後、大陸から撤退したものの、30年後に米中関係が正常化するやいなや、いち早く中国市場に復帰した。
当時の人民日報を見てみると、キッシンジャーが同社の最高首脳を引き連れて訪中し、趙紫陽首相(後に総書記)ら中国要人と会見している記事がいくつも見つかる。
これが「政商」キッシンジャーが会長職を務めるKAの業務なのである。要するに在職中に築いた中国首脳との人脈を利用して、彼らと会員の企業トップを顔つなぎするのである。コカ・コーラはKAの設立当初からの古い会員企業である。
(中略)
(つづく)
これは メッセージ 232209 (wesleysneijder_2011 さん)への返信です.