小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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オヤジ保守が嫌いなための(2)

投稿者: nihonkai_no_namida 投稿日時: 2010/03/16 23:06 投稿番号: [231987 / 232612]
現状維持の「左翼」、変革を唱える「保守」

  しかし、これはあくまで冷戦時代の話です。1989年から90年にかけて、ベルリンの壁が崩壊し、東欧諸国が謝意主義を放棄し、ソ連も解体して、ロシアやウクライナなどいくつかの国家に分裂しました中国も、共産党が支配した社会主義国ですが、訒小平の開放路線以来、経済上は、ほとんど資本主義と変わらなくなっています。社会主義は事実上、解体したのです。

  では、こうなると、左翼と保守を分かつものは、いったい何なのでしょうか。
確かに、どうもよくわからなくなるのです。心中で革命を夢見、社会主義への希望を持って、労働運動や市民運動などを組織していた「革新」などというものは、もうなくなってしまいました。「左翼」も穏やかな「サヨク」に変わってしまいました。しかし、それでも、まだ、「左翼(ここでは、かつての「左翼」に敬意を表して漢字で書いておきます)と「保守」の対立ということが言われます。何がこの両者を分けているのでしょう。

  今日の両者の争点は、しいて言えば、憲法問題、あるいはナショナリズムや歴史問題といってよいでしょう。ある意味、奇妙なことなのですが、冷戦後、90年代のグローバリズムの時代になって、ナショナリズムや歴史認識が人々の大きな関心事になってきたのです。

  憲法改正を含めて、日本の国の防衛をどうするのか。国際社会で日本が馬鹿にされずに責任を果たすにはどうすればよいのか。90年代の後半あたりから、こうしたテーマが浮上します。

  また、中国、韓国の動きとも連動した形で、あらためて「あの戦争」についての解釈問題が出てきます。アジアへの謝罪をどうするか、という問題が提示され、それとともに、「あの戦争」についての歴史論争、さらには、歴史教育の問題、と続いてきます。

  むろん、「左翼」は憲法改正に反対、歴史教科書の見直しにも反対です。これに対して、「保守」は、憲法を改正して集団的自衛権を認めよ、と言う。歴史認識の見直しを要求して、「新しい歴史教科書」を作ったりします。

  なんとも、妙な構図が出来てしまったものです。もともとは「革新」や「進歩」を唱えていた「左翼」が、徹底して新しい動きに抵抗し、憲法にせよ、教育にせよ、基本的に現状維持を訴える。むしろ、「保守」の側が変革を唱える、というねじれた図式です。


(つづく)
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