レッドラインについて
投稿者: komash0427 投稿日時: 2006/11/13 23:09 投稿番号: [229802 / 232612]
捕捉といいますか、本書においてブッシュ政権の対北外交姿勢の特徴を述べえている点を抜粋しておきます。
-------------------------------------------------------------------------------- ------
チェイニーのパッシブ・アグレッシブ(受身の攻撃性)・・・
微笑を湛えながら人の話しを聞く。ただ、何か気に入らないことがあると、後ろからぐさっと刺す、自分の方からは仕掛けない。相手に過剰反応を起こさせ、そこで叩く。
レッドラインさえ設けない・・・
ブッシュ政権は、クリントン政権と違って北朝鮮に対して核問題で「この一線を越えたら重大な結果を招く」と警告するレッドラインを設けなかった。
クリントン政権では、プルトニウム核燃料棒の再処理がレッドラインとされた。
アーミテージ国務副長官個人は、北朝鮮が核装置を売ったり、輸出したりすることは間違いなく一線を越えることになると、警鐘をしていたが、ブッシュ政権はそれをレッドラインとは捉えなかった。
アーミテージによれば、ブッシュ政権がレッドラインを明確にしなかったのは、次の理由による。
①1998年のテポドン・ミサイルのようなミサイルによる威嚇の可能性は薄い(直接の軍事脅威の低下)。
②レッドラインを設定することで、米国の行動の手を縛りたくない(行動の自由の束縛回避)。
③レッドライン政策には同盟国との政策協調が欠かせないが、韓国がついてくるかどうか疑問(政策協調)の難しさ。
「核実験」はどうなのか?
アーミテージは、北朝鮮は核実験はしないと見ていた。
「それをしたら、南北関係は修復不可能になる。韓国の支えなしには北朝鮮はもうやっていけないところまで来ている。(核実験は)それを瓦解させてしまう。それに中国からの石油も来なくなる。だから北朝鮮は核実験をできない。NYT紙の記者が何度も核実験だ、核実験だ、と書いたが、われわれは北朝鮮は核実験はしないだろうと一貫して見ていた」
北朝鮮の核実験についてもブッシュ政権は公式には立場を明確にしていない。
ブッシュ政権がレッドラインを設定しなかった背景には、北朝鮮との交渉を嫌悪したことがある。
ホワイトハウス高官は「北朝鮮は、緊張と脅威をつくらないことには米国と交渉できないと思い込んでいる。レッドラインを設定すると、交渉のための緊張と交渉をつくるまたとない機会を彼らに与えることになる」と語っている。
米朝2者交渉は避けたい。だから、交渉に持ち込まれるようなレッドラインをつくりたくない。
レッドラインもまた北朝鮮との関与になりかねない。だからイヤというわけである。極めて受身の対応なのである。
そこには、レッドライン設定による「巻き込まれ」忌避の心理がよこたわっていた。
-------------------------------------------------------------------------------- ------
アーミテージ氏の予測をあざ笑うかのように(7月のミサイル連射後、同氏はクリスマスまでに核実験をするであろうと述べていましたが)、北朝鮮は核実験を行いました。
盧武鉉政権は核実験に大きく動揺しましたが、引き続き支援を継続していく様子です。中国は相当程度、北朝鮮に対して怒りを表明したようですが、北朝鮮が崩壊してしまうほどの制裁には二の足を踏んでいる様子です。
そのあたりは、将軍様も綿密に計算した上で中途半端な核実験を「挙行」したような。
(→)
-------------------------------------------------------------------------------- ------
チェイニーのパッシブ・アグレッシブ(受身の攻撃性)・・・
微笑を湛えながら人の話しを聞く。ただ、何か気に入らないことがあると、後ろからぐさっと刺す、自分の方からは仕掛けない。相手に過剰反応を起こさせ、そこで叩く。
レッドラインさえ設けない・・・
ブッシュ政権は、クリントン政権と違って北朝鮮に対して核問題で「この一線を越えたら重大な結果を招く」と警告するレッドラインを設けなかった。
クリントン政権では、プルトニウム核燃料棒の再処理がレッドラインとされた。
アーミテージ国務副長官個人は、北朝鮮が核装置を売ったり、輸出したりすることは間違いなく一線を越えることになると、警鐘をしていたが、ブッシュ政権はそれをレッドラインとは捉えなかった。
アーミテージによれば、ブッシュ政権がレッドラインを明確にしなかったのは、次の理由による。
①1998年のテポドン・ミサイルのようなミサイルによる威嚇の可能性は薄い(直接の軍事脅威の低下)。
②レッドラインを設定することで、米国の行動の手を縛りたくない(行動の自由の束縛回避)。
③レッドライン政策には同盟国との政策協調が欠かせないが、韓国がついてくるかどうか疑問(政策協調)の難しさ。
「核実験」はどうなのか?
アーミテージは、北朝鮮は核実験はしないと見ていた。
「それをしたら、南北関係は修復不可能になる。韓国の支えなしには北朝鮮はもうやっていけないところまで来ている。(核実験は)それを瓦解させてしまう。それに中国からの石油も来なくなる。だから北朝鮮は核実験をできない。NYT紙の記者が何度も核実験だ、核実験だ、と書いたが、われわれは北朝鮮は核実験はしないだろうと一貫して見ていた」
北朝鮮の核実験についてもブッシュ政権は公式には立場を明確にしていない。
ブッシュ政権がレッドラインを設定しなかった背景には、北朝鮮との交渉を嫌悪したことがある。
ホワイトハウス高官は「北朝鮮は、緊張と脅威をつくらないことには米国と交渉できないと思い込んでいる。レッドラインを設定すると、交渉のための緊張と交渉をつくるまたとない機会を彼らに与えることになる」と語っている。
米朝2者交渉は避けたい。だから、交渉に持ち込まれるようなレッドラインをつくりたくない。
レッドラインもまた北朝鮮との関与になりかねない。だからイヤというわけである。極めて受身の対応なのである。
そこには、レッドライン設定による「巻き込まれ」忌避の心理がよこたわっていた。
-------------------------------------------------------------------------------- ------
アーミテージ氏の予測をあざ笑うかのように(7月のミサイル連射後、同氏はクリスマスまでに核実験をするであろうと述べていましたが)、北朝鮮は核実験を行いました。
盧武鉉政権は核実験に大きく動揺しましたが、引き続き支援を継続していく様子です。中国は相当程度、北朝鮮に対して怒りを表明したようですが、北朝鮮が崩壊してしまうほどの制裁には二の足を踏んでいる様子です。
そのあたりは、将軍様も綿密に計算した上で中途半端な核実験を「挙行」したような。
(→)
これは メッセージ 229759 (komash0427 さん)への返信です.