小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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Re: 北朝鮮の読み1

投稿者: komash0427 投稿日時: 2006/10/12 01:12 投稿番号: [229556 / 232612]
理由はいろいろあろうと思いますが、現時点では北朝鮮外交の「勝利」ということでしょうか。
北朝鮮は無傷で核を獲得したというわけではありませんが、少なくとも圧倒的な軍事力を米国に行使されずに、まんまと核実験を行いました。

反面教師的に見れば日本が核兵器を保有するというのは本当に大変な努力がいるものだなーとつくづく思い知らされます。

NPT条約に加盟していないインド、パキスタンがずいぶん前に核実験を行ってもお咎めなし。どころかインドあたりは中国の抑え?としてもてはやされ、ムバラク大統領はホワイトハウスにも招かれた経験がありますから、金正日としてもこれに倣って核兵器を持った方が確実に米国と「仲良く」なれるとお考えあそばせたのではないでしょうか。

どの国も本気で核を持つ意思を固めたら、誰にも阻止できないようです。

小規模の核実験を初めて挙行しただけですから、これから核爆弾の小型化など技術的な課題を抱えているとは言え、カルト儒教個人独裁国家体制の下で、念願の核実験を果たしました。

超大国や大国そして兄弟国という5カ国を相手に丁々発しを繰り広げ、あるときはお互いを牽制させ、ある国には同調させ、とうとう核爆弾を手にしようとする段階に至りました。

物の見事といっては皆さんに失礼かもしれませんが、少なくとも核実験を実現した現実は受け入れなければなりませんね。とはいえ、今後国連による制裁、特に軍事衝突につながる可能性をはらんだ北朝鮮船舶の臨検が決議されるようですと、一気に軍事対決ということにならないとも限りません。

とは言え米国もまだしばらく軍事力を行使することは考えていないようです。引き続き話し合いをすることを表明しています。


これまでの動きを振り返りますと、米国に高濃縮ウランを利用する核開発疑惑を突きつけられ、国を挙げての詐欺行為が暴かれたのがちょうど4年前の2002年10月。

当時はイラク戦を目前に控えその次は北朝鮮!と、少なくとも日本が期待を寄せた頃の雰囲気は今では雲散霧消。

米国としては6カ国協議という話し合いの機会を利用し中国の影響力を頼りに北朝鮮へ説得をさせ、核兵器保有を断念させようと企画したわけですが、結果としてみれば、金正日の野望を挫折することはできませんでしたね。

日本も多国間協議で北東アジアの安全保障に対する足がかりを得られましたが、見せ場もなく終わりました。
早々と拉致問題に対する不誠実さを理由に単独で日本が経済制裁を実施していたら、今の状況はどうなっていましたでしょうか?

「日本が制裁したから北が怒って核実験をしちゃったじゃないか」と非難されていますか?

ヒル次官補やケリー前次官補のコメントを読むと、焦点は次の「核不拡散」へと移っているみたいです。北朝鮮の保有は認めざるを得ないが、イランやテロリストなどに核兵器を売りさばくことは認めない、ということでしょう。これをレッド・ラインとしています。


日本などは軍事力もないから話し合いをしても軽んじられていますが、圧倒的な力を持っていたとしても交渉が上手ということになるとは限らないようです。

94年の米朝協議にしたって合意決裂を恐れたロバート・ガルーチ代表は核廃棄ではなく核凍結を飲まされ、重油を提供させられ、去年の第5回6カ国協議ではヒル次官補は同様に協議決裂を恐れて、議長声明の中に北の軽水炉保有の文言を入れることを認めました。

軍事力に頼っているからおろそかになっているのかもしれませんが、外交技術は未熟ですね。


今後、北朝鮮は2回、3回と核実験を行って核爆弾を保有し、核保有国としての地位を築いた暁に、堂々と6カ国協議に復帰するという見方もあります。

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