Re: 「1998年8月と同様の「出来レース」
投稿者: shinzerosen01 投稿日時: 2006/07/15 22:07 投稿番号: [228774 / 232612]
>『アメリカの対中政治・経済戦略は、中国共産主義体制が適当な時期(2010年上海万博後)に自ら崩壊するのを期待すると同時に誘導すること。中国を自由化し、ドル市場にすることが目的。』
>その時まで東アジアの秩序は維持されねばならない。従って、中国の一部同然の北朝鮮に対する武力行使は中国の崩壊を早めることになるので、アメリカにとって戦略的に妥当ではない。むしろ北朝鮮の脅威は日米共有の仮想敵国として維持する。
たしかに、アメリカは東アジアで共産主義を崩壊させ自由化させるのが戦略であって、そのために当面は北朝鮮を今のまま維持するなどと当然のごとく決めつけられても、私達には、なにやら堅い棒を無理矢理飲み込まされたような拒絶感がつきまとうように思います。
それは、お説の他に、国家や歴史は都合よくいじったり壊したりするものではないのに、増田氏は当然のごとく創ったり壊したり出来るかのように論じている、その事への違和感であろうと考えます。増田氏の論理に私達が感じる違和感は、日本人がなかなかなじめない戦略的な思考への違和感と、日本人たる増田氏が戦略思考を説く事への違和感と言えるかと思います。つまり二重構造になっている。
私達には大きな戦略目標をかかげて他国と関わるなどと言う発想はありません。北朝鮮の今の体制を倒したいと考えるのは拉致被害者を救出するためで、北朝鮮の体制を日本の都合にあわせて変えようなどとは考えない。アメリカと国家戦略をともにするなどと言っても、アメリカのように暴力的に世界中に自由主義を拡大しようなどという発想などそもそもありません。戦略性をなかなかもてないこうした国民性が、国連の安保理のような場で不利なのは当然といえば当然です。
北朝鮮でさえ、金体制の維持という戦略の元に外交を組み立てている。それがいかに卑劣窮まる戦略であっても、なんらの戦略もない韓国と比べたら外交政策は一貫していると言える。国家戦略は一種のフィクションです。中国大陸の解放を戦略としても、仰るとおり政権が代われば雨散霧消してしまうかも知れませんし、金体制恒久化などいくら本人が望んだところで夢物語でしかない。
増田氏の語り口は独特で、反発する人もいらっしゃるだろうけれど、日本の周辺国の戦略の一端を示すものとして、それなりの意味があるだろうと思っています。
これは メッセージ 228768 (sofiansky2003 さん)への返信です.
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