「作戦計画5030」
投稿者: komash0427 投稿日時: 2006/05/13 17:01 投稿番号: [228129 / 232612]
情勢分析Ⅱ−4
韓国を守るのではなく北朝鮮を潰す在韓米軍の「作戦計画5030」
惠谷治
http://www.sukuukai.jp/shiryo/paper14/1990年代初めの「第1次核危機」の際、寧辺の核施設などを精密誘導弾でピンポイント爆撃する「作戦計画5026」が立案された。しかし、限定空爆とはいえ、北朝鮮の対応によっては全面戦争に発展する可能性があり、本格的な戦争が勃発した場合は、これを「吸収統一」の機会ととらえ、米韓連合軍の積極的攻勢によって北朝鮮を占領し、国土統一を果たすという「作戦計画5027」が策定された。極秘だった作戦計画5027の存在は、韓国の国防相が、94年3月、韓国国会でその概要を明らかにしたことによって、一般的に知られるようになった。
1999年、在韓米軍は韓国軍との協議で、北朝鮮がクーデターなどで崩壊した場合など「北朝鮮の内部混乱」を「戦時」とみなし、軍事介入することを想定した「作戦計画5029」を策定した。そして、2000年6月の南北頂上会談以後、南北関係が融和的になっていくなかで、在韓米軍は03年半ば、韓国防衛よりも北朝鮮崩壊を積極的に促進させるための新たな対北朝鮮軍事作戦を立案した。それが「作戦計画5030」である。
作戦計画5030は、北朝鮮の限定的な軍事資源を枯渇させ、金正日に対する軍事クーデターなどを誘発させる事態、あるいは最終的に金正日の「除去」に繋がる雰囲気を醸成させることを目的としており、「撹乱工作作戦」と呼ぶべきものである。こ
うした謀略工作は、かつてはCIA(米中央情報局)が担当していたが、作戦計画5030の特長は、謀略工作を軍事オペレーションとして組み込み、DIA(米国防情報局)が主体となって軍が実施することにある。以下はその工作内容である。
(1)食糧、水、及びその他の戦時備蓄を枯渇させる目的で軍事演習を実施
(2)スクランブルにより貴重な航空燃料を消費させる目的で頻繁な偵察飛行を実施
(3)戦略的な偽情報により内部混乱を助長
(4)政権中枢の幹部たちの亡命を積極的に支援
(5)金正日の資金源を壊滅させる目的で外貨の流入径路を遮断(合法措置)戦闘ではなく謀略によって、北朝鮮の金正日独裁体制を瓦解させるのが、作戦計画 5030の特徴である。実際、米軍の撹乱工作である作戦計画5030により、金正日に対する攻撃作戦はすでに開始されている。ブッシュ大統領は、戦争ではなく謀略によって「危険な男」を除去しようとしているようである。また、作戦計画5026と5030を統合することによって、金正日個人をピンポイント攻撃できる態勢は、すでに整っていると思われる。外交交渉の場で金正日が国際協約を無視するような態度に出れば、国際世論の後押しを受けて、金正日の抹殺という選択肢もあり得るのかもしれない。
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