月報「北朝鮮問題」拡大版②
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/12/11 23:03 投稿番号: [224085 / 232612]
青木
空港までじきじきに出迎えたばかりか、見送りもした。しかも空港に赤絨毯まで敷いて、閲兵式を行い、沿道には万単位の平壌市民を並べて、旗を振らせた。金正日がここまで一方的に頭をたれる「叩頭外交」を行ったのは初めてじゃないでしょうか。
荒木 金正日は、中国に対しても、時折非礼とさえいえるような対応をしてきましたからね。5年前の2000年10月に、中国の国防相だった遅浩田が北朝鮮を訪れましたが、ちょうど当時のオルブライト米国務長官の訪朝と重なったために、金正日は先に到着した遅浩田をほっぽらかして、オルブライトとだけ会談した。遅・金会談が実現したのはなんとオルブライト画帰国してからだった(笑)。
青木 胡錦濤訪朝の前に、中国外務省の孔泉という報道官が、総書記訪朝の目的について、「新しい状況下における関係を強化するため」と答えていますが、この「新しい状況下」というのがキーワードなんです。
これまで北朝鮮は、中国からの無償援助を当然のように受け取ってきました。それを中国側は「これからはそうはいかない、見返りを払ってもらう」と詰め寄ったのです。しかし北朝鮮にはお金はない。その代わり「資源と安い労働力を差し出せ」というのが、小泉のいう「新しい状況下」にほかなりません。
さきほど、今回の胡錦濤訪朝が、ベトナムとの2カ国訪問で、ベトナムからトンキン湾油田開発の合意を取り付けています。つまり資源外交の一環として両国を訪問したのです。
今中朝の国境地帯などで、両国の合弁による資源開発が進んでいます。これは形の上では中朝の共同使用ということになっていますが、その実態は、中国が資本と技術と輸送インフラを提供し、北朝鮮の資源と労働力を使うというものです。ちょうど西側先進諸国と中国の経済関係を、北朝鮮にあてはめたようなものですね(笑)。
荒木 なるほど、確かに北朝鮮では中国製品はステイタスですからね(笑)。
青木 胡錦濤に先んじて、呉儀副首相が訪朝したときに、「中国は北朝鮮の資源開発に20億ドルの投資を行うと約束した」という報道がありました。もし、この話が事実だとすると、中国にとっては非常に大規模の投資になる。
たとえば、北朝鮮に茂山という町がありますね。日本が朝鮮半島を併合していた当時、北朝鮮最大級の鉄鋼山を開発した。ところが資金とエネルギー不足のため、私が6年前に言ったときには、工場からまったく煙が出ていなかった。それが今では、中国が北朝鮮に50年間の共同開発を認めさせ、茂山で採鉱した鉄鉱石を中国に運んでいます。中国との国境を流れる豆満江の対岸に、中国の精錬工場があって、そこを茂山と連動させている。長白山の麓や東海岸の元山でも、同様の工場が中国のイニシアティブで稼動しています。
荒木 要するに国交を越えて、北朝鮮に中国の経済圏が広がっているわけですね。
荒木 金正日は、中国に対しても、時折非礼とさえいえるような対応をしてきましたからね。5年前の2000年10月に、中国の国防相だった遅浩田が北朝鮮を訪れましたが、ちょうど当時のオルブライト米国務長官の訪朝と重なったために、金正日は先に到着した遅浩田をほっぽらかして、オルブライトとだけ会談した。遅・金会談が実現したのはなんとオルブライト画帰国してからだった(笑)。
青木 胡錦濤訪朝の前に、中国外務省の孔泉という報道官が、総書記訪朝の目的について、「新しい状況下における関係を強化するため」と答えていますが、この「新しい状況下」というのがキーワードなんです。
これまで北朝鮮は、中国からの無償援助を当然のように受け取ってきました。それを中国側は「これからはそうはいかない、見返りを払ってもらう」と詰め寄ったのです。しかし北朝鮮にはお金はない。その代わり「資源と安い労働力を差し出せ」というのが、小泉のいう「新しい状況下」にほかなりません。
さきほど、今回の胡錦濤訪朝が、ベトナムとの2カ国訪問で、ベトナムからトンキン湾油田開発の合意を取り付けています。つまり資源外交の一環として両国を訪問したのです。
今中朝の国境地帯などで、両国の合弁による資源開発が進んでいます。これは形の上では中朝の共同使用ということになっていますが、その実態は、中国が資本と技術と輸送インフラを提供し、北朝鮮の資源と労働力を使うというものです。ちょうど西側先進諸国と中国の経済関係を、北朝鮮にあてはめたようなものですね(笑)。
荒木 なるほど、確かに北朝鮮では中国製品はステイタスですからね(笑)。
青木 胡錦濤に先んじて、呉儀副首相が訪朝したときに、「中国は北朝鮮の資源開発に20億ドルの投資を行うと約束した」という報道がありました。もし、この話が事実だとすると、中国にとっては非常に大規模の投資になる。
たとえば、北朝鮮に茂山という町がありますね。日本が朝鮮半島を併合していた当時、北朝鮮最大級の鉄鋼山を開発した。ところが資金とエネルギー不足のため、私が6年前に言ったときには、工場からまったく煙が出ていなかった。それが今では、中国が北朝鮮に50年間の共同開発を認めさせ、茂山で採鉱した鉄鉱石を中国に運んでいます。中国との国境を流れる豆満江の対岸に、中国の精錬工場があって、そこを茂山と連動させている。長白山の麓や東海岸の元山でも、同様の工場が中国のイニシアティブで稼動しています。
荒木 要するに国交を越えて、北朝鮮に中国の経済圏が広がっているわけですね。
これは メッセージ 224082 (komash0427 さん)への返信です.