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日本の歴史で女帝は「つなぎ」ではない

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/12/01 00:27 投稿番号: [223823 / 232612]
結局、天皇の役目というのは、国家をシンボライズする国事行為と、国家と国民統合の象徴として、それにふさわしい存在の仕方で自らを国民の前に示しつづけることといってもいいかもしれない。要するにこれからの天皇は、文化的(民族カルチャー的といってもいい)天皇以上のものであってもらっては困るのである。

そうであってみれば、おそらく、女性天皇のほうが、男性天皇よりはるかにそれにふさわしい立ち居振る舞いを示せるのではないだろうか。
日本の歴史で女帝は「つなぎ」ではない

そもそも、天皇制成立以前から、日本は女性原理によって支配されてきた国なのである。

だいたい、天照大神は、女性であった。天皇家のもっとも遠い先祖と思われる邪馬台国の女王、卑弥呼もまた女性だった。日本国最古の天皇もまた女性だった。−−これは推古天皇を意味するが、天皇を始めて名乗ったのは推古なのである。

いまでは天皇と呼ばれているそれ以前の日本国支配者達は、その当時、天皇とは呼ばれず、大王(おおきみ)と呼ばれていた。

最近、男系天皇論者がさかんにいい立てていることは、歴史上これまで8人の女帝がいるにはいたが、それはいずれも男系の後継者がいないなど特殊な事情があるときに、たまたま一時の「つなぎ」としてたてられた女帝であって、本格天皇が登場してくるまでの一時しのぎでしかなかったという主張である。

しかし、これは事実に反する。

女帝が特に多かった、飛鳥時代から奈良時代にかけての時期(7、8世紀)、178年間に16代の天皇がいたが、そのうち、実に半数にあたる8人までが女帝で、そのうちの何人かは(推古、斉明、持統、元明、元正など)、男性顔まけの立派な帝王ぶりを発揮し、日本国の繁栄ぶりを内外に示した名帝王だった。「つなぎ」などでは全くなく、日本が国力あふれる繁栄国家となり、文化的に最も栄えた時代を作りだしたのである。
男系維持論者が喧伝するY染色体論とは何か

最近男系維持論者がさかんにいいだしていることは、男系の天皇がみな神武天皇と同一のY染色体を伝えてきたというところに、万世一系の天皇の本質があるという主張だ。

Y染色体は女性にはなく、男性にしかないから、女性天皇を間にはさんだりしたら、このなにより大切な、神武天皇のY染色体が失われてしまい、万世一系の皇統の最大価値が失われてしまうという主張である。

Y染色体は男性だけに伝えられていくから、男系の直系の天皇なら、神武天皇と同じY染色体が伝えられているはずという主張は半分は正しく、半分は正しくない。
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