小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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>いきなり日朝協議!(上)

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/09/14 23:14 投稿番号: [215645 / 232612]
>首相の会談の微妙な変化は、「避けてばかりなら、日朝宣言は名実ともに棚上げになりますよ。いいんですか。誠実に 履行する気があるなら、6者協議でその姿を示しなさい。私に甘えるのも大概にしろよ!」って意味か?

>少なくともこのメッセージは伝わったか?

外交というものは深いといいますか、非常に冷徹且つ微妙なものだと思います。

その場でのたった一言が大きく左右することが多々あるのも事実です。

ただ6カ国協議のように過去4回開かれ、特に今回は協議再開という一連の流れを考慮すれば、9月12日の首相の発言を意識して北朝鮮が日本との協議に臨んできたという解釈はちょっと無理があると思います。

仮に北朝鮮が2日前の発言を踏まえて2国間協議に臨むにはこれもやはり本国との調整が必要です。北朝鮮側の首席代表である金桂寛外務次官は交渉で発言する権限を持っている立場ですが、協議における基本的に金桂寛氏の発言は本国の許可がないとできないものです。それには前もって準備というものが必要です。2日前の発言をもとに本国と相談し、短期間で準備をするというのは中々できるものではありません。やはり北朝鮮側が事前に描いた協議路線があります。どのような順番で各国と協議しそれぞれの場でどのような発言をしてより有利に進められるかを彼らは描いています。

では今回の冒頭協議に応じた理由が何かといいますと、古くて新しいものですが、キーワードは「分断」です。

中韓露。この3国は北朝鮮の核開発については一定程度の配慮をしています。逆に日米の2カ国は厳しい見解を替えていません。
3国VS2国でも北朝鮮には有利ですが、4VS1にした方がなお北朝鮮にとっては有利に協議を進めることができます。
日本が完全に中韓露の側に来ることは現状では無理にしても、拉致問題で一定の譲歩を示すことで3.5国VS1.5国くらいに圧力をかわすことができれば御の字です。

要は北朝鮮の核利用を米国同様に容認しない姿勢の日本に対して拉致問題カードを利用して軟化を促そうというものです。そして協議を有利に運ぼうという思惑があってのことです。

前回の協議で北朝鮮は最後の最後に日本との協議に応じました。これは彼らの戦略上、次に該当するものです。

∇交渉の場所や日時で返事をせず相手を不安にさせる∇

前回の日朝協議は実質20分程度の会談と伝えられています。通訳を介しますのでお互いの主張は10分程度とされています。
日本側はこの際、北朝鮮による拉致問題に関し、〈1〉北朝鮮にいる被害者の帰国〈2〉拉致事件の真相究明〈3〉拉致容疑者の引き渡し――の3点を求めており、佐々江氏はそのときの会談で、回答を要求したと見られる。日本側の要求に対して金桂寛氏は本国に持ち帰る、ということで終わっています。

日本側としてはこのような回答は以前の協議とまったく変わるところがなく失望させられました。


そして今回は協議のはじめに日朝協議が実現。

失望と希望、そして落胆というサイクルを相手側に与えることを北朝鮮側は常に意識して協議に臨んでいます。

さらに今回の冒頭協議の狙いは、

∇相手を分断する「振り子外交」∇

協議に臨む日米の固い結束を少しでも乖離させることで全体の協議を北朝鮮側に有利に運ぼうという彼らの巧妙な戦術です。ターゲットはさらに日米だけではありません。

北朝鮮側に対する日本の頑なな世論を軟化させるにはどうしたらよいかということも北朝鮮側のこの3年間の課題です。日本の世論の70%が経済制裁に前向きだと伝えられています。先の衆院選で与党は圧勝しました。選挙戦を通じて小泉首相への支持率も高い。

北朝鮮に対して厳しい姿勢を崩さない世論は、一方で小泉首相を支持しています。

対北朝鮮という世論と対小泉首相という世論。2つの世論をうまく組み合わせることで北朝鮮側は日本の世論の軟化を図りたい。
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