小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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拉致と核――失望の3年間②

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/09/12 19:01 投稿番号: [215345 / 232612]
西岡    早紀江さんが言われたように、小泉首相は2回金正日に会っていますが、拉致に関しては怒ったり、抗議をしたりしていません。

  「9・17」のときは、平壌に着くと、5人生存、8人死亡という名簿が田中均・外務省アジア大洋州局長(当時)のもとに届いた。小泉首相が「拉致したんだろう」と詰め寄ったり、証拠をつきつけたりして拉致を認めさせたわけではなかった。北朝鮮が拉致を認めても構わないと考えていた範囲の情報だけを伝えられ、8人も死んでいたとショックを受け確認作業を一切しないで帰ってきてしまった。最初から北朝鮮の手の平のうえで踊らされていたんです。

  さらに酷いのは、昨年5月22日の2度目の訪朝です。金正日との会談を終えた小泉首相は平壌での記者会見で、「安否が不明の方々、行方不明等、この問題について、日本の家族の方々はまだ生きていると信じておられるのだから、この方々について直ちに、改めて、本格的な再調査をするように約束を求めまして、これも同意を得ました」と発言しました。

  この後帰国した首相に面会した家族会の方々が強い調子で首相を批判した場面がテレビで放映されて、家族会に批判が寄せられました。そこでなぜ家族が怒ったのかを改めて理解してもらうためにも言っておきたいのですが、われわれは北朝鮮が死亡した、あるいは知らないと言っている被害者についても生存を前提に救出に取り組んで欲しいと政府に求め続けてきました。2度目の訪朝に際しても、すでに帰国している蓮池さんたち5人の家族を取り戻すのなら拉致された日本人全員を取り戻すめどをつけてほしい、それができないのなら特使を派遣すべきで首相は行ってくれるなと何度も陳情していました。その江での「家族はまだ生きていると信じているから」という発言ですから、小泉首相は被害者家族が騒いでいるんだなという程度にしか受け止めておらず、科族と金正日の間のメッセンジャー気分で訪朝したと私たちには思えました。国民の生命を守る国家の代表者であるという気構えはまったくうかがえません。また、家族さえ黙らせてしまえば、日朝国交正常化交渉ができますよとメッセージを北朝鮮に伝えているのと同じです。だから家族の方々は怒ったんです。

櫻井    郵政民営化をめぐって小泉首相が衆議院を解散し、総選挙が9月11日投開票という日程で行われようとしています。そこでは改革がテーマにされています。日本の改革を言うのなら何よりまず、めぐみさんたちを取り返すことができるような国になるための改革が小泉首相の目指すべき方向であるはずです。けれども、その方向にはまったく行っていないという状況ですね。

  拉致事件は国民の基本的人権が踏みにじられただけでなく、国家の主権が踏みにじられたことを意味しているのだということを国民は、この3年間に明確に意識するようになってきたと思います。拉致について集会を開くと、どの会場でも予想の倍から3倍の人たちが集まってくれることを見ても、それははっきりしています。

  ところがそのことを分かっていないのが首相官邸なのだということも同時に明確になってきました。日本国の首相である小泉さんが、日本の主権が侵され、国民の基本的人権が侵され、国民の生命と安全を守るべき政府もその役割を果たせていないことを理解していない。もしくは認識していても気にしていないという状況は、この国の国家としての土台が崩壊状態にあることを意味しています。かつて槙田邦彦という外務省の不埒な外交官が、「(拉致された)たった10人のことで(日朝)正常化交渉が止まってもいいのか」と言いましたけれども、首相もそのような価値観の持ち主だとみなされても仕方ありません。小泉首相は昭和17年生まれです。戦後間もなくの教育を受けて育った日本人の一つの典型だろうと思うのですが、国家というものの役割、責任、存在意義をほとんど意識していませんね。
(つづく)
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